Googleは、2025年の検索ランキングを公表した。調査期間は1月1日から11月20日までで、前年と比べ検索数が急上昇した語句をもとに、1年を通じて社会の関心がどこに向いたのかを示す内容になっている。政治、スポーツ、エンタメ、生活分野まで幅広い言葉が並び、検索行動の変化を通じて2025年の話題や空気を読み解ける発表となった。
総合急上昇ランキングでは、女性として初めて内閣総理大臣に指名された高市早苗氏が3位となり、政権交代に対する国民の注目度の高さがそのまま数字に表れた。スポーツでは、MLBワールドシリーズで大谷翔平選手と山本由伸選手が躍動したドジャース対ブルージェイズが5位に入った。9月に日本で3度目の開催となった東京2025世界陸上も8位にランクインし、世界的大会の熱気が国内検索にも反映された形だ。総合1位は中居正広、2位は遠野なぎこ、4位は永野芽郁、9位は国分太一、10位はフジテレビで、芸能界の話題がランキングを押し上げた。
●「大阪・関西万博」に関心 “ぬい活”を象徴する言葉も
約半年間に渡り開催された「大阪・関西万博」には2500万人以上が来場し、2025を象徴するイベントの1つとなった。Googleは世界各国が出展した「パビリオン」と一緒に検索されたキーワードのランキングも合わせて公開した。
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また、2025年に流行した“ぬい活”を象徴する「ぬいぐるみ」と一緒に検索されたキーワードでは、世界中の若者から熱狂的人気を集めている「ラブブ」が1位、大阪・関西万博の公式キャラクター「ミャクミャク」が2位にランクインした。
●47都道府県名と一緒に検索されたワードランキング
2025年、各都道府県名と一緒に検索された急上昇キーワードでは、熊による被害の増加を背景に、26府県で熊に関連する語句が上位に入った。山間部や住宅地での出没が報じられた影響で、身近な危険として検索が広がった。また、7月30日にカムチャツカ半島付近で発生した地震に伴い津波への関心が高まり、複数の地域で津波の語句が検索上位となった。備蓄米も多くの県でランクインし、災害への備えを重視する生活意識が検索行動に反映された。
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