
今年もはや12月。この時期、年末調整で駆け込みのふるさと納税をする人もいることだろう。
すでに控除上限額に近づいている人が賢く残額を達成できるよう、返礼品の選び方を節約マニアの主婦ブロガー、みさむーさんに聞いた。2児の母でもあるみさむーさんは、業務スーパーなどの量販店を駆使して食費を月3万円に抑える節約術をブログやSNSで紹介している。
「わが家ではこれまでに40回以上ふるさと納税を利用していますが、毎回満足度が高く、楽しく選んでいます。特に昨今の物価高は家計を圧迫していますので、ふるさと納税でふだんの買い物では手を出せないような高級食材や便利な日用品を選んでプチ贅沢をぞんぶんに楽しんでいます」(みさむーさん、以下同)
今回は、みさむーさんに8000円以下で、小分けされていて冷蔵庫の場所を取らない、常温でも日持ちする、量が多くコスパ感が高い、などを基準に、返礼品を12点、厳選してもらった。
さらに、ふるさと納税をするにあたってのコツも教えてくれた。
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ふるさと納税の返礼品は、地方自治体のウェブサイトのほか、「ふるなび」「さとふる」「ふるさとチョイス」「楽天ふるさと納税」などのポータルサイトから選べる。それだけにサイト選びも重要なポイントのひとつだ。
「10月にポイント還元制度が廃止されて以来、寄付額の妥当性や内容の充実度がサイト選びの基準になりつつあると感じています。
特に自治体公式サイトは、ポータルサイトより寄付額が低く設定されていたり、返礼内容がほかのサイトより充実している場合もありますので、決定前に複数のサイトを見比べてみることで、よりよい返礼品選びができます」
たとえ少額でも件数が重なると“チリツモ”で、それなりにまとまった金額となるため、ばかにできない。
■返礼品に交換できるチケットがある自治体も
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ポータルサイトのなかで、みさむーさんが高く評価しているのは「さとふる」だそうだ。
「全体的に見ていて、『さとふる』はラインナップが充実していると感じています。産地の特徴がよく出ていたり、実際に直接やりとりしている自治体もあるらしく、ほかのサイトに比べて返礼品の種類も豊富です」
そして、人気返礼品をチェック。
「まずはそのときのランキングを見たり、コメント欄を読み、内容量や質をチェックします」
次に届くタイミングを確認。
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「食べ切れずに誰かにあげるようでは意味がありません。返礼品は突然、発送通知が届くこともあるので、届く時期を事前に把握しておくことも重要です」
過去にはお米の届く時期が重なったために置き場に困ったり、大容量の精肉がパックで届き、冷蔵庫に入り切らずに焦ったこともあるという。
「冷蔵室がいっぱいになりがちな年末年始は、届いても場所を取らない小分けパックされているものや真空パックされているもの、常温保存で日持ちのするもの、大容量でお得なものなどが便利です」
一風変わった返礼品に、後から返礼品を選べる「お礼品交換チケット」なんてものもある。
「とりあえず交換チケットを返礼品として年内にふるさと納税をしておいて、後で欲しいものが出たときに注文できるという仕組みはいいですね」
また、クレジットカードのポイントをためたり、楽天市場やYahoo!ショッピングなどで注文することで、共通ポイントも加算される。そうしてたまったポイントを使ってさらに寄付することも可能だ。
年内最後の駆け込みふるさと納税、限度額がまだ残っている人は忘れずにしよう!
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