
三菱UFJモルガン・スタンレー証券は4日、公社債を中心に運用する投資信託の一種、MMF(マネー・マネジメント・ファンド)の円建て商品について、2026年の販売開始を目指すと発表した。復活は10年ぶり。「金利のある世界」に回帰する中、投資家の需要が見込めると判断した。
短期国債などを中心に運用するMMFは、日銀のマイナス金利政策の影響で需要が低迷し、円建ては16年に募集を停止していた。運用は三菱UFJアセットマネジメントと三菱UFJ信託銀行が担う。26年から機関投資家へ販売し、将来的には個人投資家への提供も計画している。