
6日から「ノーベルウィーク」が始まります。そのメインイベント「晩餐会」についてご紹介します!
【写真を見る】せまい?1人が使える幅は57cmほど 晩餐会のメインテーブル
ノーベルウィークまもなく12月3日午後5時すぎ、伊丹空港に姿を現したのは、ノーベル化学賞で受賞が決まった京都大学・北川進特別教授。10日に行われる授賞式に参加するため、スウェーデンへ出発しました。
さらにノーベル生理学・医学賞の受賞が決まった、大阪大学・坂口志文特任教授も出発する予定です。
授賞式・晩餐会で何をする?出水麻衣キャスター:
12月6日から12日にかけてノーベルウィークが始まります。10日の授賞式はスウェーデンの首都ストックホルムにあるコンサートホールで行われ、スウェーデン国王からメダルと賞状が授与されます。
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授賞式のあとに開催されるのが、ノーベルウィークのメインイベント「晩餐会」です。ストックホルム市庁舎で行われ、2025年の参加予定者は1300名を超えているということです。受賞者はパートナーのほか、個人的なゲストを14人まで呼ぶことができます。
晩餐会のメインテーブルは長さ25m×幅1.4mで、88名が着席します。ちなみに、単純計算で1人が使える幅は、57cmほどになります。イスやテーブルの配置はミリ単位で調整されるそうです。
出水麻衣キャスター:
ストックホルム市庁舎の地下1階にあるレストランでは、過去に出されたノーベルディナーを食べることができます。
2025年の晩餐会メニューも予約受付中で、値段は約4万5000円で、前菜・メイン・デザートの3皿を堪能することができます。メニューの詳細は当日まで分からないということです。
2016年にノーベル賞を受賞した大隅基礎科学創成財団の大隅良典理事長によると、晩餐会の最中は、緊張以外の“大敵”があるようです。
大隅基礎科学創成財団の大隅良典理事長(80)は、がんの治療などへの応用が期待されている「オートファジー」の研究で、2016年に「ノーベル生理学・医学賞」を受賞しました。現在は、日本の科学が健全に発展するよう精力的に活動されています。
大隅理事長は、「日本では、ああいう晩餐会みたいなものがないので、そういう意味では初めての経験をしました。晩餐会は最後に受賞者がスピーチをします。
私は単独受賞だったので、私が喋る以外なかったので、スピーチするまでは緊張がなかなか解けないということがありました」と振り返ります。
また、メインテーブルにはある決まりごとがあるといいます。
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大隅良典理事長
「最初のうちは結構ワインを飲んでいたのですが、隣の人に聞くと『メインテーブルの人は立ったらいけない』と言うんですよ。トイレに。自分のスピーチもあることだし、トイレに行きたくなったらどうしようということがあったので、途中からワインを飲むのをやめました」
今回受賞が決まった、ノーベル化学賞の北川進特別教授とノーベル生理学・医学賞の坂口志文特任教授に対しては…
大隅良典理事長
「皆さん本当に楽しんできたらいいと思います。私はそんな余裕なかったけども」
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