DeNAから西武に移籍した桑原将志 (C)Kyodo News 西武はDeNAからFA宣言した桑原将志を獲得した。
桑原は今季106試合に出場して打率.284、6本塁打、27打点、10盗塁、OPS.730をマークし、外野の守備でも17年と23年にゴールデン・グラブ賞を受賞した経験もある。
桑原の加入で今季の成績を踏まえると、外野は今季124試合に出場して、打率.264、10本塁打、38打点、25盗塁でレギュラーに定着した西川愛也、新人ながら2桁本塁打を放った渡部聖弥は秋季キャンプでサードに挑戦しているという報道もあり、サードでレギュラーを目指すことになれば、西川と桑原の2人は外野の開幕スタメンはほぼ確定か。
シーズン終盤にサードからライトで出場機会を増やした外崎修汰も、打率.234、5本塁打、34打点と今季の打撃成績を考えると、レギュラー確定とは言い難い状況。1年前は外野のレギュラーが無風状態だったが、この1年で西川、ルーキーの渡部が結果を出したことで、レギュラーを掴みきれなかった若手、中堅は一気に厳しい立場になった。
1つの外野枠を巡って、熾烈な競争が繰り広げられることになる。今季終盤のように外野を主戦にするのであれば外崎、今季初めて規定打席に到達した長谷川信哉、内外野両方こなせる山村崇嘉などがいる。さらには岸潤一郎、平沼翔太、蛭間拓哉などもおり、競争は激化の様相。桑原の加入が外野全体の底上げに繋がれば、チームにとってはプラスになる。