インテルがコモに勝利した [写真]=Getty Images セリエA第14節が行われ、インテルとコモが対戦した。
リーグ3位のインテルは、11月23日にミランとの“ミラノ・ダービー”に敗れ、続く11月26日にはアトレティコ・マドリードに敗戦。それでも前節はピサに勝利しており、ここから連勝街道を走っていきたい。
対する6位コモはリーグ戦連勝中と好調をキープしており、第2節のボローニャ戦以降は無敗を継続している。強豪インテルとの一戦、来季の欧州カップ戦出場権を獲得するには、こうした試合をものにしたいところだ。
試合は11分に動いた。インテルはビルドアップからルイス・エンリケがハーフウェイライン付近から右サイドをドリブルで突破。そのままボックス内に侵入してサイドにボールを送ると、“カピターノ”ラウタロ・マルティネスがワンタッチで合わせてチームに先制点をもたらした。前半はインテルの1点リードで終える。
後半からはコモのペースがしばらく続いた。しかし59分、インテルが追加点を奪った。右CKのチャンスという場面で、マルクス・テュラムがキッカーのボールを左足で合わせ、ゴールネットを揺らした。
勢いに乗るインテルはさらに80分、敵陣でボールを奪い返すと、ハカン・チャルハノールがボックス手前から右足を振り抜き、シュートをゴール左下に沈めた。リードを3点に広げたインテルは、なおも攻勢を緩めない。86分、ヘンリク・ムヒタリアンが左サイドのディマルコへボールを展開すると、そのディマルコは敵陣深くまで駆け上がってからクロスを上げる。これをカルロス・アウグストがハーフボレーでゴールに叩き込んだ。
試合はこのまま終了。インテルはコモを無得点に抑え、4−0で勝利し、セリエA暫定首位に浮上した。
この後、インテルは9日のチャンピオンズリーグ(CL)・リーグフェーズ第6節でリヴァプールをホームに迎え入れる。一方のコモは15日の次節で敵地にてローマと対戦する。
【スコア】
インテル 4−0 コモ
【得点者】
1−0 11分 ラウタロ・マルティネス(インテル)
2−0 59分 マルクス・テュラム(インテル)
3−0 80分 ハカン・チャルハノール(インテル)
4−0 88分 カルロス・アウグスト(インテル)