【チャンピオンズC予想】下半期のJRAダート王者決定戦 外枠の逃げ・先行馬にはタフなコース形態

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2025年12月07日 06:35  netkeiba

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ウィルソンテソーロ(撮影:高橋正和)
 優勝馬には、来年春に行われるサウジCへの優先出走権が付与されるレースで、上半期に行われるフェブラリーSとともに、JRAで行われるダート最高峰競走のひとつ。かつては国際招待競走だった時代もあるが、現在では国内のダート最強馬決定戦としての位置づけを明確にするため国際競走として行われている。舞台となる中京競馬場ダート1800mは、スタンド前から発走して1周1530mの中京競馬場ダートコースを1周と少々。直線の坂下からスタートするために外枠に入った逃げ、先行馬はタフな競馬を強いられるコースだ。

 ◎ウィルソンテソーロは昨年、一昨年の2着馬。いずれのレースも勝ったのはレモンポップだった。ほか、東京大賞典2着2回、帝王賞2着だから時代を代表するダート馬だ。今年はサウジ、ドバイと中東遠征を行い、帰国後の帝王賞は5着。南部杯を勝って存在感を示したもののJBCクラシックは見せ場なく不可解な敗戦を喫してしまった。国内外を飛び回っている馬だけに蓄積された疲労だけが心配だが、この馬が、これまでに歩んできた実績は一日の長がある。

 〇ナルカミはジャパンダートクラシック優勝馬。この時は最初の3ハロンを35.3秒、前半1000mを60.2秒で飛ばして、最後は63.5秒、39.0秒。砂の深い大井競馬場の良馬場で行われたことを考えると高い評価が与えられる。ハイペースが予想される1戦だが、ハナにこだわる馬ではなく、2勝目を挙げたレースは2番手から。一度は交わされそうになりながらもグイっと差し返した。唯一の敗戦は左回りだが、不来方賞が行われた盛岡競馬場も左回り。大きく割り引く必要はないと判断した。

 ▲サンライズジパングは春のフェブラリーS2着馬。2歳時にはJBC2歳優駿でフォーエバーヤングの2着があって、3歳時にはみやこSで古馬をねじ伏せた。昨年のチャンピオンズCは4番人気に支持されたが、外を回らされる展開となって6着だったが、4歳シーズン初戦のプロキオンSでは勝ち馬と同タイム2着。コース適性を示している。秋2戦は、どこか流れに乗り切れなかった印象があり、秋2戦を度外視して注目した。

 △ラムジェットはユニコーンS、東京ダービー優勝馬。昨年の東京大賞典では2着ウィルソンテソーロと同タイム3着だから、この馬も強い4歳世代を代表するダート馬だ。今年に入って中東遠征を敢行し、帰国初戦の帝王賞は6着。

 コリアC3着はやや不満だが、前走のみやこSは不良馬場でレコード決着となる中で、直線だけの競馬で4着まで押し上げた。前が崩れるような展開になれば怖い1頭だ。今年の帝王賞で同タイム2着の△アウトレンジ、中京競馬場で[3-1-0-2]の△ハギノアレグリアス、JBCクラシックで復活の狼煙を挙げた△メイショウハリオの名前を挙げておきたい。

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