
昨今、急激に発生件数が増加している「クマによる人的被害」。その発生状況を可視化した動画がX(Twitter)に投稿され、記事執筆時点で190万回以上の再生数、約2万7000件の“いいね”を集めるほど話題を呼んでいます。
投稿したのは、防災専門のコンテンツ制作会社「株式会社防災アプローチ」が運営するXアカウント「みんなで創る防災・減災」(@bousai_gensai_)。11月5日時点で環境省や各都道府県が公表している情報をもとに、2025年度に発生したクマの人的被害数を可視化した動画を公開しました。
動画は、クマによる負傷者・死亡者が発生した場所に日本地図上でアイコンが置かれていくという内容。4月1日からカウントが始まると、早くも数日後には北海道に1つ目の「負傷」のアイコンが表示されました。
その後も東日本を中心に負傷者数は増加。特に岩手県や新潟県付近に被害が多いことが分かります。そして6月22日、長野県で40代男性がタケノコ採り中にクマに襲われ死亡する事案が発生しました。
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その約2週間後の7月4日には2人目の死亡者が。被害に遭ったのは岩手県の80代女性で、自宅でクマに襲われてしまったといいます。その後も被害者数はとどまることなく、東北や甲信越地方を中心にアイコンが続出。死亡事故もたびたび起こっており、中には「新聞配達中に襲われ死亡」「ゴミ出し中に襲われ死亡」など、クマが人里にも出没していることを示す恐ろしい事例も見て取れます。
9月以降になると、さらに被害の発生ペースが急増。9月初には60人ほどだった負傷者数は月末には100人を超え、10月には立て続けに7件の死亡被害が発生。
そして動画上の最新の日付である11月4日時点では、負傷者は計192人、死亡者は計13人という記録に。この被害者数は例年を大きく上回るペースとのことで、死亡者数に関しては過去最多だった2023年度の6人の倍以上の数となっています。異常ともいえるペースで相次ぐクマ被害に、「みんなで創る防災・減災」のXは「冬眠前の今の時期は、エサを求めてクマが人里に出没する可能性が高く、引き続き警戒が必要です」と注意を促しています。
今年度のクマ被害を可視化した動画に、リプライ欄などでは「怖すぎる」「こう見ると今年はすごい被害だな」「自宅で襲われてる人が割と多いのが恐ろしすぎる……」「可視化されると恐ろしさがより伝わりやすいです」「山に立ち入った人ばかりでなく、自宅やゴミ捨てなど、安全なはずの普通の日常生活の中で殺害される人が増えているんですね」など、その被害数や被害内容に恐怖する声が集まりました。
「みんなで創る防災・減災」のXでは他にも、地震や台風、豪雨などさまざまな災害から身を守るための情報が発信されています。
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動画提供:みんなで創る防災・減災(@bousai_gensai_)
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まんが日本昔ばなし YouTube話題(写真:日刊スポーツ)221

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