「メンタルが弱い人に向いている仕事」ランキング　2位「在宅の仕事」、1位は？

　求人情報サイトを運営するビズヒッツ（三重県鈴鹿市）は、「メンタルが弱い人に向いている仕事に関する意識調査」の結果を発表した。

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　メンタルがあまり強くないと感じている457人を対象に聞いたところ、「実際に経験したことがある、メンタルが弱い人に向いている仕事」1位は「製造スタッフ」（12.9％）で、「職場でつらいと感じるとき」の1位は「怒られるとき」（16.0％）だった。

　メンタルが弱い人に向いている仕事の2位は「在宅で働ける仕事」（12.3％）、3位は「データ入力」（11.6％）、4位は「事務職」（11.4％）。職種は製造スタッフ・軽作業・清掃員などの作業系と、データ入力・事務職などのデスクワーク系が上位を占めた。

　単純作業やルーティン業務だと「判断の機会が少ない」「予測可能な業務で安心感がある」ため、メンタルが弱くても比較的仕事がしやすいと考えられているようだ。また「在宅勤務」「人との関わりが少ない仕事」など、職種を問わず「働き方」が大切だと考えている人も多い結果となった。

　1位の「製造スタッフ」を選んだ人からは、「決まった作業を反復するので簡単」「人とかかわることが少ない」点が評価されていた。2位の「在宅で働ける仕事」については職種や仕事内容にかかわらず「自分のペースを守れる」「周囲を気にしなくていい」ことから精神的な楽さが高い評価ポイントになったようだ。

●メンタルの弱い人が職場でつらいと感じるとき

　「メンタルの弱い人が職場でつらいのはどんなときか」を聞くと、1位「怒られるとき」（16.0％）で、以下2位「指摘されるとき」（14.2％）、3位「ミスをしたとき」（14.0％）、4位「人間関係でつまずいたとき」（13.8％）が続いた。

　「怒られる」「指摘される」「威圧的な態度」など、他人から何らかの影響を受けてつらいと感じる人が多く、職場における人間関係やコミュニケーションが、ストレスの大きな要因になっているようだ。

　1位の「怒られる」を選んだ人からは「お客さまに怒られて、ずっと引きずってしまう」（20代女性）、「怒られると話の内容が頭に入らなくなり、ただ怒られていることに委縮してしまう」（40代男性）などの声があり、怒られた内容ではなく、怒られていること自体が苦痛になる例もあった。

　調査は7月14〜23日、自分はメンタルがあまり強くないと感じている457人を対象にインターネットで実施した。