ベトナムでの販売が開始されたミツビシ・デスティネーター 三菱自動車は12月3日、7人乗り新型ミッドサイズSUV『DESTINATOR(デスティネーター)』の販売を同1日よりベトナムで開始したと発表した。
■すでに年度販売目標を達成
2025年7月にインドネシアで『デスティネーター』を世界初披露するとともに販売を開始したミツビシは、今回のベトナムへの投入と11月20日に販売を開始したフィリピンとを合わせ、アセアン地域でのさらなるシェア拡大を目指している。
今後は他のアセアン地域や南アジア、中南米、中東、アフリカへの展開が予定され、最終的には約70カ国に順次投入する計画だ。
全長4680mm、全幅1840mm、全高1780mmというボディサイズで、SUVの中ではミッドサイズカテゴリーに属するデスティネーターは、『The Confidence Booster for Energetic Families(いきいきとした家族が自信を持って一歩踏み出せるよう後押しするSUV)』をコンセプトに開発された。
ミツビシの世界戦略車“第三弾”に位置づけられるこの新型モデルは3列シートレイアウトを採用した7人乗りで、洗練された本格的なSUVデザインや、乗る人すべてが心地よく過ごせる広々とした上質な室内空間、そして力強く爽快な加速性能と安全・安心の走破性を特長としている。その名称には、大切な家族が新たな目的地(destination)へ踏み出す後押しをしたいという開発者の想いが込められている。
「MMV(ミツビシ・モーターズ・ベトナム)は30年以上にわたり着実な成長を遂げてきました。近年では『エクスパンダー』や『エクスフォース』が多くのお客様からご好評をいただいています」と語るのは、MMVの柳川智樹社長。
「SUVの力強さとMPVの快適性を融合した新型『デスティネーター』が、家族全員で快適に冒険を愉しみたいというベトナムのお客様のニーズに寄り添える存在となることを、心から願っています」
ミツビシ・デスティネーターは、7月23日にインドネシアでの先行販売がスタートして以来、約4カ月で2025年度の販売目標台数1万台を上回る約1万2千台を受注するなど、好調な立ち上がりを見せている。
また同モデルは、インドネシアの『GridOto Awards 2025』において、“カー・オブ・ザ・イヤー”ならびに“ベスト・ミディアムSUV”をダブル受賞したほか、ベトナムでも『VMARKベトナム・デザイン・アワード2025』の“ベスト・インダストリアル・プロダクト・デザイン”カテゴリーにおいて金賞を受賞した。
■ミツビシ・デスティネーターの主要諸元
全長・全幅・全高
4680×1840×1780mm
ホイールベース
2815mm
最低地上高
214mm
乗車定員
7名
エンジン形式
1.5リッター4気筒ターボ
エンジン型式
4B40
最高出力
120kW(163PS)/5000rpm
最大トルク
250N・m/2500-4500rpm
変速機
CVT(自動無段変速機)
駆動方式
2WD
サスペンション(前)
マクファーソンストラット式
サスペンション(後)
トーションビーム式
主ブレーキ(前後)
ディスクブレーキ
タイヤ
225/55R18
[オートスポーツweb 2025年12月08日]