画像提供:マイナビニュース山岳探検の精神を受け継ぐAlpinist(アルピニスト)、そして1969年の名機を現代に蘇らせたSPEEDTIMER(スピードタイマー)。今回の後編では、セイコー プロスペックスの2025年秋冬新作から、クラシックと革新が交差する注目モデルを実機写真とともに紹介する。すべてのモデルが発売中だ。
○山の記憶を腕に刻む。セイコー プロスペックス アルピニスト「SBDC207」「SBDC209」「SBDC211」
セイコーの名機、アルピニストシリーズに、新たな風を吹き込む3モデルが登場した。「SBDC207」「SBDC209」「SBDC211」は、いずれもクラシックな山岳時計の系譜を受け継ぎながら、現代的なスペックと洗練されたデザインを融合させた逸品だ。
「SBDC207」(14万3,000円)は、シルバーのケースにターコイズブルーのダイヤルという組み合わせが爽やか。「SBDC209」(14万3,000円)は、ブラックダイヤルにシルバーのインデックスが映える、都会的な洗練を感じさせるデザインだ。
「SBDC211」(12万6,500円)は、深いグリーンのダイヤルにゴールドのインデックスが存在感を放ち、牛皮革のレザーストラップが落ち着いた高級感を与える。
いずれのモデルもケースサイズは39.5mm(幅)×46.4mm(縦)×12.7mm(厚)。ケースとバンドにステンレススチールを採用、セイコー独自の「ダイヤシールド」加工により、日常使いでも美しさを保つ耐傷性を実現している。
風防には内面無反射コーティングを施したレンズ付きサファイアガラスを使用し、視認性と耐久性を両立。防水性能は20気圧と、アウトドアでも安心のスペックを誇る。
ムーブメントは、いずれも自動巻き(手巻き付き)の「キャリバー6R55」を搭載。日差+25秒〜-15秒と高精度であり、最大巻き上げ時には約72時間のロングパワーリザーブを実現した。
いずれもセイコーグローバルブランドコアショップ専用モデル。希少性の高いコレクションだ。
○精密と重厚の融合。セイコー プロスペックス スピードタイマー「SBEC027」
セイコーの機械式クロノグラフの真髄を体現する「SBEC027」が、SPEEDTIMER(スピードタイマー)シリーズに加わった。1969年の名機をオマージュしつつ、現代的な機能と造形美を融合させた1本だ。マットブラックのダイヤルに3つのインダイヤルをレイアウト、タキメーター付きベゼルとともにオーセンティックなスポーツクロノグラフの風格を漂わせる。
ムーブメントは自動巻き(手巻き付き)の「キャリバー8R48」。日差+25秒〜-15秒の精度で、最大巻き上げ時には約45時間駆動する。ストップウオッチ(30分計・12時間計)や日付表示、秒針停止機能も搭載する。
ケースサイズは42.0mm(幅)×49.5mm(縦)×14.6mm(厚)。ケースとバンドはステンレススチール製で、セイコー独自のダイヤシールド加工によって高い耐傷性を備える。風防は内面無反射コーティングを施したデュアルカーブサファイアガラス。防水性能は日常生活用強化防水(10気圧)。
価格は37万4,000円で、セイコーウオッチサロン専用モデル。重厚な存在感と確かな性能で、タイムを競う者たちの信頼に応える1本だ。(青木淳一)