2025年F1第24戦アブダビGP ジョージ・ラッセル(メルセデス)が、新チャンピオンとなったランド・ノリス(マクラーレン)を祝福 2025年F1アブダビGP決勝で、メルセデスのジョージ・ラッセルは5位、アンドレア・キミ・アントネッリは15位という結果だった。
4番グリッドのラッセルは、スタート時に大きなホイールスピンを起こし、シャルル・ルクレール(フェラーリ)とフェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)の後方に後退、6番手を走行することに。その後、ラッセルはアロンソをかわしたもののルクレールに追いつく速さはなく、最終的に5位でフィニッシュした。
チームは、アントネッリを14番グリッドからポイント圏内に浮上させることを目指していたが、アントネッリはハードタイヤでのスタートで17番手に落ちてしまい、その後、マシンに十分な速さがなかったことで、大きくポジションを上げることができずに終わった。
メルセデスはコンストラクターズ選手権において合計469点を獲得、ランキング2位争いを制した。
■ジョージ・ラッセル(メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム)決勝=5位(58周/58周)4番グリッド/タイヤ:ミディアム→ハード2025年ドライバーズランキング=4位(319ポイント)
「とても厳しいレースだった。グランプリ全体を通して、前方のグループを脅かすペースを見つけることができなかったんだ。スタートが悪く、6番手まで順位を落としてしまった。アロンソを抜いて5番手に戻ることはできたが、そこからは孤独な戦いだった。通常の展開では、表彰台を争うペースがなかったことは分かっていたが、それでもフラストレーションが溜まった」
「シーズンの終わり方は、望んでいたものではなかったが、コンストラクターズ選手権で2位を確保できたことは喜ばしい」
「このグラウンドエフェクト時代の4年間は、チームにとって困難なものだった。サマーブレイク以降、僕たちは2位獲得を目標に頑張ってきた。その目標を達成したわけだけど、真の目標はそれ以上のところにある。大幅なレギュレーション変更が行われる2026年にそれを実現するために、僕たちは全力を注いでいる」
「最後に、ワールドチャンピオンになったランド(・ノリス/マクラーレン)に祝福の言葉を贈りたい。僕たちは長い間一緒にレースをしてきたから、彼がタイトルを獲得するに十分値するドライバーだということはよく知っている。2026年には王座を巡って、トラック上で戦えることを願っているよ」
■アンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム)決勝=15位(58周/58周)14番グリッド/タイヤ:ハード→ミディアム2025年ドライバーズランキング=7位(150ポイント)
「今夜はマシンバランスに苦しみ、残念ながらポイント圏内に戻るペースがなかった。厳しい夜と難しいレースを過ごすことになり、残念だった。最近は好調なグランプリが続いていたのにね。でも、レースとはそういうものだ」
「火曜日の(タイヤ)テストでやるべきことがある。すでに焦点を2026年に向けているんだ」
「今シーズンは大変な旅路だった。望んだ形でシーズンを終えることはできなかったが、一番重要なのは、コンストラクターズ選手権で2位を獲得できたことだ。この目標を達成することができてよかったよ。冬の間に、シーズンを振り返り、改善できた点を確認し、より強くなって戻ってくる」
「ランドにおめでとうと言いたい。彼はタイトルに値する仕事をした。同様に、今年素晴らしい活躍をしたマックス(・フェルスタッペン/レッドブル)とオスカー(・ピアストリ/マクラーレン)にも称賛を送りたい。一年を通して素晴らしい戦いが繰り広げられた」
[オートスポーツweb 2025年12月09日]