2025年F1第24戦アブダビGP フェルナンド・アロンソとランス・ストロール(アストンマーティン) 2025年F1アブダビGP決勝で、アストンマーティンは、フェルナンド・アロンソが6位、ランス・ストロールが10位と、ダブル入賞を飾った。
アロンソは6番グリッドからスタートでジョージ・ラッセル(メルセデス)の前に出て、シャルル・ルクレール(フェラーリ)に迫った。しかし抜くことはできず、4周目にはラッセルにポジションを奪い返され、6番手に後退。ミディアムタイヤからハードへの1回ストップで走ったアロンソは、ピットストップ直後にいったん14番手に落ちたが、長いセカンドスティントのなかでポジションを着実に上げていき、6位を獲得した。
15番グリッドのストロールは、ハードタイヤからミディアムに変更する戦略を採った。1周目にひとつ順位を落としたものの、42周目までの長いスティントのなかで6番手に浮上。ミディアムでの最終スティントで、タイヤのメリットを生かしてオーバーテイクを成功させていき、9位でフィニッシュした。
レース後、ストロールは、カルロス・サインツ(ウイリアムズ)に対して防御する際に、複数回にわたり進路を変更したことで5秒のタイムペナルティとペナルティポイント1を科され、決勝の正式結果は10位となった。
アストンマーティンは2025年シーズン、合計89ポイントを獲得し、コンストラクターズランキング7位を獲得した。
■フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム)決勝=6位(58周/58周)6番グリッド/タイヤ:ミディアム→ハード2025年ドライバーズランキング=10位(56ポイント)
「アブダビで6位という堅実な結果でシーズンを締めくくることができて、とてもうれしい。最近は予選の速さと一致するようなレースペースを示せずにいたが、今日のように良い日曜日を過ごせると、本当に素晴らしい気分だ」
「厳しい一年だったが、シーズンを通して懸命に働いてくれたチーム全員に感謝したい。少し休養を取ってから、来年の大きな変化に向けた準備に集中する」
「そして、初のワールドチャンピオンを獲得したランド(・ノリス/マクラーレン)におめでとうと言いたい。若いドライバーにとって特別な瞬間であり、彼はそれに値する」
■ランス・ストロール(アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム)決勝=10位(58周/58周)15番グリッド/タイヤ:ハード→ミディアム2025年ドライバーズランキング=16位(33ポイント)
「楽しいレースだった。今日はいくつも素晴らしいオーバーテイクを成功させ、チームの戦略も良かったことで、最終戦でポイントを獲得できてうれしい。結果論だが、1、2周早くピットインしていれば、さらに上位でフィニッシュできたかもしれない」
「今年はチームにとって厳しい一年で、望んでいたほど競争力はなかったが、それでも前向きな結果とコンストラクターズ選手権7位でシーズンを終えられたのは良かったと思う」
[オートスポーツweb 2025年12月09日]