「強い経済」に重点措置=26年度予算編成、基本方針を閣議決定
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2025年12月09日 11:01 時事通信社

政府は9日午前の閣議で、2026年度予算編成の基本方針を決定した。「強い経済」の実現を目指し、人工知能(AI)・半導体への投資促進策などに重点的に予算や税制上の措置を講じる構えだ。年末の予算案決定に向け、詰めの調整を本格化させる。
基本方針は、経済財政運営のあるべき姿として「責任ある積極財政」を強調。経済安全保障の強化につながる、AIなどへの「危機管理投資」を促進し、経済成長を通じて税収を増加させる展望を描いた。加えて、政府債務残高の対GDP(国内総生産)比を引き下げることで「『強い経済』の実現と財政健全化を両立させていく」と明記した。
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