歌舞伎俳優・大谷廣松「うれしく緊張」 祖父と叔父が得意にする大役 「初春大歌舞伎」取材会

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2025年12月09日 13:34  日刊スポーツ

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日刊スポーツ

「初春大歌舞伎」の取材会に出席した、左から中村鷹之資、中村福之助、大谷廣松、中村虎之介

大谷廣松、中村福之助、中村虎之介、中村鷹之資が9日、都内で、「初春大歌舞伎」(26年1月3〜27日、東京・新橋演舞場)に向けた取材会に出席した。


市川團十郎が座頭を務める同興行では、昼夜それぞれで歌舞伎十八番が上演される。


昼の部の歌舞伎十八番「鳴神(なるかみ)」で、雲の絶間姫をつとめる廣松は「祖父とおじが得意としていて、いつかと思ってきました。お話いただいて、うれしく思いましたし、緊張もします」と、祖父で4代目中村雀右衛門さんと、叔父で当代雀右衛門の名前を挙げた。


鳴神上人はダブルキャストで、福之助と鷹之資がつとめる。福之助は「年下の方とダブル(キャスト)初めて。大ちゃん(=鷹之資)を見ながら吸収したい」、鷹之資も「ダブルのいいところは、自分のやっている役を俯瞰(ふかん)して見られる。お兄さんのいいところは取り入れて、自分の強みを出していきたい」と話した。


虎之介は夜の部「歌舞伎十八番の内 矢の根」で曽我十郎をつとめる。「初めてなので、歌舞伎十八番の演目の中で十郎をやることはすごくうれしいです」と話した。


虎之介が「廣松さんが打倒浅草って言ってる。浅草をぶっ倒すって言ってる」と、新年恒例の若手中心の興行の名前を挙げると、廣松は「言ってないでしょ」と苦笑いする場面もあった。


4人は夜の部「児雷也豪傑譚話」で共演するほか、昼の部「熊谷陣屋」には福之助、鷹之資、虎之介が出演する。

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