【カーリング】日本代表フォルティウスあわや6失点回避! 5連勝でPO進出!五輪に前進

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2025年12月09日 13:58  日刊スポーツ

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ストーンを投げる吉村紗也香(撮影・飯岡大暉)

<カーリング五輪最終予選:日本10−5トルコ>◇8日(日本時間9日)◇女子1次リーグ◇カナダ・ケロウナ



【ケロウナ(カナダ)=飯岡大暉】カーリングの26年ミラノ・コルティナ五輪(オリンピック)最終予選第5戦で、女子日本代表(世界ランク5位)のフォルティウスがプレーオフ(PO)進出を決めた。あわや6失点のピンチを切り抜け、無傷の5連勝とした。


2−0とリードした第2エンド(E)。両軍の計8つの石が、円の中心付近に集中した。トルコスキップが1投目できれいに日本の石だけをはじき、ナンバー6までをキープ。スキップ吉村紗也香(33)が2投目で形を崩し、大量失点を阻止。3失点にとどめた。


吉村は「相手にいいポジションを取られて、6点なのかなと思う場面もあった。なんとかショットを、最後みんながコールだったり、スイープで持っていってくれたので最少失点に防げた」と振り返った。


直後の第3Eでは3得点。第5Eには1点、第6Eには2点をスチールした。第8Eにも2点を重ね、相手に負けを認めさせる完勝を収めた。


司令塔は「次のエンドでしっかりと複数得点取れてよかった。相手もミスがありながら、自分たちがしっかり次はショットを決め切るところはできていた」と喜んだ。


3位以内を確定させ、次のステージに駒を進めた。ただ、1次Lはあと2戦が残る。通過順位によっては、先の戦い方が変わってくる。


10日(日本時間11日)から行われるPOでは、まず1次Lの1位と2位が対決し、勝者が五輪に決定。敗者は1次L3位との決定戦に回り、勝てば最後の切符を獲得できる。2位以内であればチャンスが2回残されるため、有利になる。


そのためにも1次Lで気が抜けない。司令塔は「1位で上がりたいと思っている。さらに精度高く、1つ1つ丁寧にやりながら、勝利に向けて残り2戦頑張っていきたい」と誓った。


◆男女の26年ミラノ・コルティナ五輪への道 五輪には各10カ国が出場。開催国イタリアを含む8枠が決定しており、残り2枠を最終予選で争う。8チームで総当たりの予選を行い、上位3チームがプレーオフに進出。1次L1位と2位が対決し、勝者は五輪へ。敗者は1次L3位との決定戦に回り、最後の切符を獲得できる。

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