ニッサン/NMCが2026年のGT500ドライバーラインアップを発表した。 12月9日、日産自動車/日産モータースポーツ&カスタマイズは、2026年のスーパーGT GT500クラスの参戦体制を発表した。2026年は1台減り、3台のニッサンZニスモGT500でGT500クラスに挑むことになった。なお車名やタイヤメーカーはまだ発表されていない。
2025年はMOTUL AUTECH Z、リアライズコーポレーション ADVAN Zがそれぞれ1勝ずつを飾り、シーズン2勝を飾ったニッサン/NMC陣営。迎える2026年に向けては、これまで2009年以来ずっと4台だったGT500参戦台数からNiterra MOTUL Zの1台が減り、3台でシーズンに臨むことになった。
2026年に参戦するのは、NISMOの23号車、TEAM IMPULの12号車、KONDO RACINGの24号車という3台。ドライバーはNISMOが千代勝正と高星明誠、IMPULが平峰一貴とベルトラン・バゲットと変わらないが、KONDO RACINGが名取鉄平と、NDDP NISMOから移籍となる三宅淳詞というふたりとなった。
また今回の発表ではチーム監督も発表されたが、2025年限りでスーパーGTからの引退を発表した松田次生が、23号車NISMOのチーム監督に就任することが発表された。松田はすでにスーパーフォーミュラでも監督を務めており、その手腕に期待がかかる。
真田裕日産モータースポーツ&カスタマイズ社長は、「スーパーGTはニッサン/NMCにとって重要な活動であり、私たちのモータースポーツに対する情熱は変わることはありません。来シーズンは3台体制でスーパーGTに臨みますが、車両開発は順調に進んでおり、国内外で綿密なテストを重ねて、開幕戦からしっかり戦えるよう全力で準備をしていきます」とコメントした。
「松田次生が新たに監督に就任するNISMOをはじめとした3チームが一致団結してニッサンZニスモGT500の勝利を目指してまいりますので、ファンの皆さまの変わらぬ応援をお願いいたします」
2026年は空力開発が解禁される年で、そのパワーバランスも変化する可能性も大きい。ニッサン/NMCは体制を3台に集中させ、タイトル奪回を目指していくことになる。なおカスタマーレーシングプログラムについては、後日発表される。
2026年スーパーGT GT500クラス ニッサン/NMC参戦体制
No/Team/Director/Driver
12/TEAM IMPUL/星野一義(総監督)・星野一樹(監督)/平峰一貴/ベルトラン・バゲット
23/NISMO/松田次生/千代勝正/高星明誠
24/KONDO RACING/近藤真彦/名取鉄平/三宅淳詞
[オートスポーツweb 2025年12月09日]