【現役ドラフト】西武が1軍経験豊富で上位や中軸スタメンもあった平沼翔太を「選択」した背景は

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2025年12月09日 19:00  日刊スポーツ

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平沼翔太(2025年9月)

<現役ドラフト>◇9日



現役ドラフトが9日に行われ、西武平沼翔太外野手(28)がオリックスに移籍することになった。


西武では内外野のサブとして、左の代打として、好調時にはスタメンとして重宝される存在だった。


独自のアプローチが打線のアクセントとなり、ノーヒットノーランや完封を阻止する一打でも目立ってきた。今季は23試合で、1番から5番までの「上位&中軸」としてスタメン出場をした選手でもある。


一方で今オフ、西武は内野の石井一成内野手(31)、外野の桑原将志外野手(32)とFA宣言選手2人の獲得を発表。プロ1年目の今季は左翼を守った渡部聖弥外野手(23)の三塁コンバートも有力となり、3年連続Bクラス脱出へ新たな布陣が敷かれつつある。


今季終盤には中軸を打った山村崇嘉内野手(23)でさえ、レギュラー争いの先頭を走れるか未知数な部分がある。内外野守れる中堅選手として、今季はケガに泣いた平沢大河内野手(27)も背水の覚悟で来季へ臨む。若手野手の確かな成長も目立つ中、代打成功率や出塁率で突き抜けきれていない平沼の立ち位置は難しくなっていた。


一方でオリックスから加入の茶野篤政外野手(26)も、入団1年目からいきなり数字を問われる。レギュラー獲得への試金石として、まずは今季1軍実績を高めた仲田慶介内野手(26)や今季7盗塁の高松渡内野手(26)、ドラフト3位の秋山俊外野手(22=中京大)や同6位の川田悠慎外野手(23=四国銀行)らとの争いを制する必要がある。【金子真仁】

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