2025年から2026年にかけての年末年始、7割が「物価高の影響を受ける」。「食料品」「外食費」への影響が顕著 くふうカンパニーホールディングスは12月5日に、同社の運営するくふう生活者総合研究所が、生活者を対象に実施した2025年の年末年始の過ごし方に関する調査の結果を発表した。同調査は、くふうカンパニーが提供する家計簿サービス「くふう Zaim」のユーザー、およびチラシ・買い物情報サービス「くふう トクバイ」ユーザー計5403名に対して、11月28日〜12月1日の期間に行われている。
その他の画像はこちら●約9割の人が「年越しそばを食べる」。半数が「夕食」、約4割は「夕食後」
調査対象者に、2025年から2026年にかけての年末年始における、休暇の予定を尋ねたところ(複数回答)、「自宅でゆっくり過ごす」(77.3%)が他を大きく引き離してもっとも多く、「家事や掃除を片付ける」(41.3%)、「近場への外出」(32.6%)がそれに続いた。
年末年始の過ごし方に対する、物価高の影響について尋ねた質問では、「とても影響がある」(34.9%)と「やや影響がある」(33.9%)を合わせた割合が約7割に達している。
年末年始の過ごし方に物価高が「とても影響がある」または「やや影響がある」と答えた人に、年末年始のどのような項目への出費に、物価高が影響するかを尋ねたところ(複数回答)、「食料品(おせちや食材、飲み物など)」(76.6%)が最多となり、「外食費」(51.6%)がそれに続いた。また、「交際費(忘年会や新年会など)」(30.7%)、「ギフト費用(手土産やお年玉など)」(25.3%)といった、年末年始ならではの出費を挙げる回答もみられる。
年末年始に、節約のために取り入れたいこととしては(複数回答)、「外食を減らす・控える」(46.5%)、「買い物の仕方を変える」(46.1%)が上位を占めた。買い物に関連する工夫としては、「セールやクーポンを活用する」(39.6%)、「料理を質素にする・減らす」(35.4%)、「手作り料理を増やす」(33.9%)といった回答が寄せられている。また、「旅行を控える・近場に変更する」(25.0%)、「外出を減らす・控える」(24.6%)といった回答もみられた。
正月準備の食材の買い物に行く日を尋ねた質問(複数回答)では、「12月30日」がもっとも多かったものの、「31日」「29日」「28日」を挙げる回答も多く、分散傾向となっている。
あわせて、「くふう トクバイ」導入企業28社に対して11月5〜13日の期間に実施した調査で、正月準備の買い物で購入する高級食材を尋ねたところ(複数回答)、「まぐろの刺身」(26.3%)が最多となり、「まぐろ以外の刺身」(24.2%)、「かずのこ」(23.6%)、「牛肉(すき焼き用)」(23.3%)が僅差でそれに続いた。
大みそかに年越しそばを食べるかを尋ねた質問では、「自宅で調理して食べる」(67.4%)、「自宅で簡易調理品を食べる」(16.6%)、「外食で食べる」(3.2%)を合わせた割合が約9割に達している。
年越しそばを食べる時間としては、「夕食」(53.2%)がもっとも多く、「夕食後」(36.0%)がそれに続いており、夜に食べる人が約9割を占めた。