「良いこと悪いこと」第8話(C)NTV間宮祥太朗主演の「良いこと悪いこと」が毎週土曜21時より日本テレビにて好評放送中。今回は、8話で存在が明らかになったもう一人の“ドの子”瀬戸紫苑について考察してみる。
本作は、タイムカプセルから出てきた顔の塗りつぶされた卒業アルバムをきっかけに同級生の不審死が始まる、予測不能なノンストップ考察ミステリードラマ。22年前に描いた「将来の夢の絵」になぞらえる形で、園子を“どの子”と呼びいじめていた6年1組のクラスメイトが標的になっていることが分かり、“いじめをしていた”高木と“いじめられていた”園子が真相を突き止めるべくバディを組むという展開が描かれている。
主人公の高木将を間宮祥太朗が、猿橋園子を新木優子が演じているほか、森本慎太郎(SixTONES)、剛力彩芽、稲葉友、戸塚純貴、木村昴らが出演している。
※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。
8話では、高木たちのグループの“7人目”森智也(古舘佑太郎)の存在が判明。そして、小学生時代のもう一人の“ドの子”の存在が明かされる衝撃のラストで終了した。この“ドの子”の存在についてはすでに予想されていたが、今回初めて「瀬戸紫苑」という人物で登場したことで、これまで出ていた様々な考察を改めて振り返ってみたい。
瀬戸紫苑は何者なのか――。紫苑は園子が転校してくる前、”ドの子”と言われ、いじめられていた可能性が高い。それは、4話の回想シーンで小学生時代の羽立がピアノの工作物を壊す場面がある。おそらくこれは5年生時の出来事で、DVDの映像内で「将来の夢はピアニスト」と言っていた紫苑の工作物だと言われている。
また、8話で小学生の森が「明日、どの子無視しようぜ」「ドの子のリコーダー触らない方がいいよ」など、“ドの子“の悪口が書かれたHPの掲示板の書き込みを見ているシーンがあり、ここからも分かるように、紫苑がいじめられていたのは間違いなさそうだ。6年生のときに転校してきた園子が紫苑を知らなかったことから、紫苑はいじめが原因で不登校になってしまったり、転校したことも考えられる。
(SNS上では、「紫のクマを退治しているヒーローの絵だけど 裏を返せば紫苑をいじめているキングでもあるのか」との指摘も!)
そして、紫苑は現在どこにいて何をしているのか?という疑問も出てくる。普通に考えれば、高木たちと同じ34歳の大人になっているはずだが、視聴者の間では「すでに亡くなっているのでは?」との意見がある。それは、8話で森が「殺したのは君たちでしょ?」というセリフが、いじめによって「高木たちが紫苑を殺した」との意味にも捉えられるからである。
SNS上などでは、紫苑がいじめられるきっかけについても考察が進んでいる。そこで上がっているのが、5年生のとき(?)に高木が助けた“犬”が関わっているのではないか、と言われていたり、9話の予告映像で、音楽室(?)でみんなの前でリコーダーを吹く様子が映し出されており、「ドの音が上手く出せなかったのをキングたちにバカにされた?このテストからドの子とあだ名をつけられた」「ドの子はピアノは上手でもリコーダーは苦手で“ド”をよく外した事がきっかけでからかわれてた?」などの声が寄せられている。
何よりも、毎週変わるOP映像でも、このピアノの工作物、犬、音楽室での様子が登場していることから、残り2話の展開で真相が明かされることになりそうだ。
また、この紫苑の登場で、初回から登場している何人かの人物たちとの関係についても考察が進んでいるが、またの機会に紹介したい。
「良いこと悪いこと」は毎週土曜日21時〜日本テレビにて放送。
(シネマカフェ編集部)