ソボスライがPKで決勝弾 [写真]=Getty Images チャンピオンズリーグ(CL)・リーグフェーズ第6節が9日に行われ、インテル(イタリア)とリヴァプール(イングランド)が対戦した。
インテルは今季のリーグフェーズで開幕4連勝と好スタートを切ったが、前節はアトレティコ・マドリード(スペイン)に1−2と敗れ、今季初黒星。ここからリヴァプール、アーセナル(イングランド)、ドルトムント(ドイツ)と強豪相手のゲームが続くが、順調に勝ち点を伸ばし、ラウンド16へストレートインする8位以内に食い込むことはできるか。
対するリヴァプールは、プレミアリーグでは思わぬ苦戦を強いられているものの、CLではまずまずの成績を収めている。第1節でアトレティコ・マドリードを3−2で下した後、第2節ではガラタサライ(トルコ)に0−1で敗れたが、その後はフランクフルト(ドイツ)に5−1、レアル・マドリード(スペイン)に1−0と連勝。前節は本拠地『アンフィールド』でPSV(オランダ)に1−4と大敗を喫したため、敵地で巻き返しを図る第6節としたい。
リヴァプールに所属する遠藤航はコンディションの不良によりメンバー外となっており、“エース”のモハメド・サラーも、直近のインタビューが問題視されたこともあって帯同していない。
そんな両者のゲームは、インテルが序盤から連続して思わぬアクシデントに見舞われる。11分にハカン・チャルハノールが、31分にはフランチェスコ・アチェルビが、それぞれ負傷によりプレー続行が不可能となり、思わぬ交代カードを2枚切らされる展開。アチェルビに代わってヤン・アウレル・ビセックが投入された直後のプレーでは、リヴァプールが右コーナーキックからゴールネットを揺らしたものの、OFR(オンフィールドレビュー)を経てウーゴ・エキティケのハンドが確認され、イブライマ・コナテのゴールは取り消しとなる。
前半アディショナルタイムには、インテルの“エース”がゴールに迫る。左サイドに流れてフェデリコ・ディマルコからのパスを呼び込んだアレッサンドロ・バストーニが、左足でクロスボールを送ると、フリーでニアサイドに飛び込んだラウタロ・マルティネスがヘディングシュートを狙ったが、枠を捉えた一撃はGKアリソンに阻まれた。
スコアレスで後半へ折り返してからも、均衡が敗れないまま時計の針が進む。終盤に入った80分には、エキティケからのパスでペナルティエリアに侵入したコナー・ブラッドリーが、ニアサイドを狙ったが、GKヤン・ゾマーを打ち破るには至らない。
だが、試合がこのまま終わることはなかった。84分、カーティス・ジョーンズとのワンツーで、ボックス手前の位置で前を向いたブラッドリーが、左足で縦に繋ぐと、エキティケが前を向いてボールを預ける。すると、ボックス内でフロリアン・ヴィルツがバストーニに倒され、リヴァプールがPK獲得。キッカーを務めたドミニク・ソボスライは、浮かした一撃をゴール左に沈め、リヴァプールが先手を取った。
試合はこのままタイムアップ。この結果、リヴァプールが今季のCLで4勝目を記録。対するインテルは、4連勝の後で2連敗という結果になった。
次節、インテルは2026年1月20日にホームでアーセナルと、リヴァプールは同21日に敵地でマルセイユと、それぞれ対戦する。
【スコア】
インテル 0−1 リヴァプール
【得点者】
0−1 88分 ドミニク・ソボスライ(PK/リヴァプール)