【阪神JF】デビュー3年目の田口貫太騎手 自厩舎のローズカリスでGI初制覇狙う
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2025年12月10日 17:00 netkeiba

阪神JF2025に出走予定のローズカリス(今年7月撮影、ユーザー提供:落葉さん) デビュー3年目の田口貫太騎手が、阪神ジュベナイルフィリーズ(2歳牝・GI・芝1600m)のローズカリス(牝2、栗東・大橋勇樹厩舎)でJRA重賞初制覇を狙う。
田口騎手は03年12月10日生まれ、岐阜県出身の22歳。父・輝彦さんは笠松の元騎手で現調教師、母・広美さんも笠松の元騎手という競馬一家で育った。23年に栗東・大橋勇樹厩舎からデビュー。ルーキーイヤーはJRAで同期最多となる35勝を挙げて、最多勝利新人騎手賞を獲得した。2年目には関東オークスのアンデスビエントで重賞初制覇。夏には約2カ月のフランス遠征を敢行して2勝をつかみ取ると、JRAでも40勝をマークして、全国リーディング26位に躍進した。そして今年もここまで36勝を挙げている。しかし、JRA重賞には51回騎乗して、24年のデイリー杯2歳Sのドラゴンブースト、今年の新潟2歳Sのタイセイボーグで2回ある2着が最高着順。3着も1回あるが、勝利には手が届いていない。
阪神JFのパートナーはローズカリスだ。5戦2勝のカリフォルニアクローム産駒。芝のデビュー戦は4着だったが、ここでダートに切り替えたことが正解だった。2戦目で初勝利を挙げると、ヤマボウシ賞の2着を挟み、2走前のなでしこ賞で2勝目をゲット。前走の兵庫ジュニアGPはハイペースに付き合ってしまって5着に沈んだが、この世代のダート馬では上位のスピードを秘めている。もちろん今回は芝、それも初のマイルとなるので伏兵の立ち位置だが、面白いチャレンジと言えるだろう。
大橋調教師にとっても12年のジャパンCダートのニホンピロアワーズ以来、13年ぶり2回目となるJRA・GI制覇がかかる一戦。是非とも師匠と一緒に歓喜の瞬間を迎えてほしい。
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