アヤックスに所属する板倉滉(画像は9月撮影)[写真]=Getty Images チャンピオンズリーグ(CL)・リーグフェーズ第6節が10日に行われ、カラバフ(アゼルバイジャン)とアヤックス(オランダ)が対戦した。
ここまで5試合を消化したリーグフェーズで5連敗を記録し、勝ち点「0」の最下位に沈むアヤックス。先月6日にヨン・ハイティンハ監督の解任を決断した同クラブは、直近の国内リーグ戦で連勝を飾っており、ようやく復調への兆しを見せ始めている。CL初勝利を目指す今節は、敵地でカラバフと激突。日本代表DF板倉滉はアンカーで先発した。
試合は立ち上がりの10分にカラバフがスコアを動かす。左サイドバックのエルヴィン・カファルグリエフが前線にフィードを送ると、反応したカミロ・デュランがスプリント。対応した板倉がボールの落下点を見誤ると、冷静にネットを揺らして先制点を挙げた。
対するアヤックスも、39分にゲームを振り出しへと戻す。敵陣内で圧力をかけながらボールを奪い、ルーカス・オリヴェイラ・ローザからパスを受けたショーン・ステュアーがドリブルを開始。左サイドを進んでカスパー・ドルベリに繋ぐと、カットインから豪快に右足を振り抜く。強烈な一撃でニアを射抜き、アウェイチームが同点に追いついた。
そんななか、後半開始早々の47分にカラバフが勝ち越しに成功する。敵陣左サイド深くでのスローインから攻撃を組み立て、ケビン・メディナが縦にスルーパスを供給。カファルグリエフがポケットに走り込むと、ワンタッチでマイナスに折り返す。大外に流れたボールをマテウス・シルヴァが合わせ、ホームチームがリードを奪い返した。
攻守で立ち位置を入れ替える難しいタスクを担った板倉だが、この日は65分に途中交代。その後、アヤックスは79分にオスカル・グローフの得点で再び追いつくと、83分にアントン・ガーエイが逆転弾を決める。90分には追加点を奪い、アヤックスが4−2で勝利した。次節、カラバフは来年1月21日にホームでフランクフルト(ドイツ)と対戦。アヤックスはその前日にアウェイでビジャレアル(スペイン)と対戦する。
【スコア】
カラバフ 2−4 アヤックス
【得点者】
1−0 10分 カミロ・デュラン(カラバフ)
1−1 39分 カスパー・ドルベリ(アヤックス)
2−1 47分 マテウス・シルヴァ(カラバフ)
2−2 79分 オスカル・グローフ(アヤックス)
2−3 83分 アントン・ガーエイ(アヤックス)
2−4 90分 オスカル・グローフ(アヤックス)