コペンハーゲンに所属する鈴木淳之介(画像は11月撮影)[写真]=Getty Images チャンピオンズリーグ(CL)・リーグフェーズ第6節が10日に行われ、ビジャレアル(スペイン)とコペンハーゲン(デンマーク)が対戦した。
ここまで5試合を消化したリーグフェーズで1勝1分3敗を記録し、勝ち点「4」を積み上げているコペンハーゲン。CL開幕から4試合未勝利と苦しいスタートを切った同クラブだが、前節カイラトを下して初白星を手にした。連勝を目指す今節は敵地でビジャレアルと激突。日本代表DF鈴木淳之介はセンターバックの一角で先発した。
試合は開始早々の2分にコペンハーゲンがスコアを動かす。鈴木も加わったビルドアップでボールを前進し、ヨーダン・ラーションが相手を揺さぶるように右から左に展開。フィードを受けたマルコス・ロペスがアーリークロスを送ると、ニアに飛び込んだモハメド・エルユヌシがダイレクトで合わせる。アウェイチームが幸先よく先制に成功した。
以降はビジャレアルがボールを支配するものの、コペンハーゲンは鈴木やGKドミニク・コタルスキを中心に粘り強い守備を披露。カウンターで相手ゴールに迫る場面も複数作り出し、充実した内容でハーフタイムに突入した。
後半開始直後の47分にビジャレアルから追いつかれたコペンハーゲンだが、わずか1分後に再びリードを奪い返す。敵陣右サイドでテンポ良くボールを繋ぎ、ラーションが縦にスルーパスを供給。ヨラム・ザグがライン際を駆け上がると、右足でゴール前にクロスを蹴り入れる。最後は投入されたばかりのエリアス・アシュリが合わせ、コペンハーゲンが勝ち越した。
それでも56分、またもビジャレアルが同点弾をマークする。ハーフウェイライン左でアルフォンソ・ペドラサがインターセプトし、タニ・オルワセイとのワンツーで同サイドを突破。ボックス手前でオルワセイにリターンを送ると、トラップから左足のアウトサイドでシュートを放つ。ボールは鈴木の股下を通過してゴールに吸い込まれた。
そんななか、劣勢となっていたコペンハーゲンが90分に3度目の勝ち越しゴールをゲット。結局、そのまま試合は3−2で終了し、コペンハーゲンが勝利した。なお、鈴木はフル出場を果たし、クラブにとって15年ぶりのCL連勝に貢献した。次節は来年1月20日に行われ、ビジャレアルはホームでアヤックス(オランダ)と対戦。コペンハーゲンはホームでナポリ(イタリア)と対戦する。
【スコア】
ビジャレアル 2−3 コペンハーゲン
【得点者】
0−1 2分 モハメド・エルユヌシ(コペンハーゲン)
1−1 47分 サンティ・コメサーニャ(ビジャレアル)
1−2 48分 エリアス・アシュリ(コペンハーゲン)
2−2 56分 タニ・オルワセイ(ビジャレアル)
2−3 90分 アンドレアス・コルネリウス(コペンハーゲン)