
2026年に向けて、休息と準備の期間を過ごしている大谷翔平。メジャーリーグのシーズン開幕前にはワールド・ベースボール・クラシック(WBC)が待っている。
大谷翔平がWBC参戦を決めた理由
「2023年の前回大会では、二刀流で日本を優勝に導く活躍をしましたが、今回は打者のみとなりそう。ドジャースのデーブ・ロバーツ監督は、12月5日に『ABEMA』で配信された『おはようロバーツ』の中で、WBCではブルペンでの投球練習のみで、ドジャースに戻ってから試合での登板をするという方針を明かしていました。
最終決定ではないと思いますが、打者だけでも大谷選手はメジャートップクラス。日本にとって大きな戦力です」(スポーツ紙記者)
大谷がブランドアンバサダーを務める「ディップ株式会社」の冨田英揮社長兼CEOとの対談動画が、12月4日にYouTubeで公開。その中でWBCについて、
「ドジャースに所属していますが、球場にも日本の方が多く来てくれている。僕だけでなく、チームにとっても、何より球団の人たちもそう思ってくれているので。そこに対して、大切にしたいなという気持ちはもちろんある。何よりも野球に対して応援してくれる人たちの前でプレーしたいなという気持ちもある」
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と語っていた。二刀流は封印し、限定的になるかもしれないが、それでも参戦を決めたのは“恩返し”の気持ちがあるようだ。
WBC連覇とドジャースのワールドシリーズ3連覇がかかる2026年。忙しい1年を前に、落ち着いて過ごせる貴重な日々。このオフの過ごし方について、11月26日のオンライン取材で、
「去年まで娘はいなかったですけど、今年はいるので。そういう意味では普段とは違いますけど。毎年、楽しみにというか、それなりに過ごしています」
と明かした。オフもすでに1か月が経過。12月に入り、アメリカでは大きな“祝日”であるクリスマスが近づいてきた。
大谷は子どものころ、サンタクロースからどんなプレゼントをもらったのか。
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大谷翔平が答えたサンタクロースから欲しいもの
「以前、思い出に残っている子どものころのクリスマスプレゼントを聞かれた大谷選手は“野球用品を頼んだことはない”と答えていました。ゲームなどをもらっていたそう。小学2年生のときに野球を始めましたが、すべてが野球というわけではなく、ほかの子どもと同じようにゲームが好きだったみたいです」(前出・スポーツ紙記者、以下同)
そこから成長してプロ野球選手に。クリスマス関係なく、練習に明け暮れた。
「日本ハム時代はクリスマスを寮や球団施設で過ごしていました。2016年のクリスマスに、当時の日本ハムの監督だった栗山英樹さんへ球団の広報担当者からLINEが届いたそうです。
そこには“監督、クリスマスプレゼントです”というメッセージとともに、クリスマスイブの夜に大谷選手がひとりで打撃練習をしている画像が。広報からは“監督、これが一番うれしいプレゼントですよね”とも。栗山さんも“そのとおり”と感心していました」
プロになり、完全に野球が生活の中心となった大谷。あるものを“おねだり”した。
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「2016年に雑誌『Number』のインタビューにて、サンタクロースから欲しいものを聞かれた大谷選手は“時間”と答えていました。
翌2017年にWBCが控えていましたが、このときの大谷選手は右足首を痛めて調整が遅れていました。オフの期間にやりたかった練習ができず、時間と答えたのでしょう。結局、2017年のWBCは出場を辞退することになったので、もう少し時間があれば出られたのでは、と考えてしまいます」(スポーツライター、以下同)
“時間”以外にもサンタクロースに“むちゃぶり”をしたことも。
「ある年のクリスマスの日に練習をしていたら“これだ!”という手応えとひらめきが降ってきたことがあったそう。なので、その“ひらめき”が欲しいと言ったこともありました」
海を渡り、活躍の舞台をアメリカに移した。結婚発表前の2023年には、ある場所で目撃されたこともあった。
「クリスマス当日ではないですが、カリフォルニア州にある住宅で行われたクリスマスパーティーにデコピンや代理人らと参加している姿を台湾のネットメディアが報じました。ですが、このときの大谷選手は完全にプライベート。記事に対して《プライベートな時間を侵害するな》といった非難の声が相次いで、削除されました」
キリスト教徒の多いアメリカでは、日本より大きなイベントとなっているクリスマス。どのように過ごすのが一般的なのか。
家族写真を載せたクリスマスカード
「日本では恋人と食事に行ったり、イルミネーションを見に行ったりして過ごすイメージが強いクリスマスですが、アメリカでは家族でゆっくりと過ごすのが一般的。親戚で集まるということもあります。
飾りつけをしたクリスマスツリーの下に家族や友人からもらったプレゼントを並べ、当日になったら家族で集まってみんなで開けるというのが、メインイベントです」(在米ジャーナリスト、以下同)
“家族の日”であるアメリカのクリスマス。日本にはない文化も。
「家族写真を載せたクリスマスカードを送り合うことがあります。メジャーリーガーも、チームメイトや球団スタッフに送ったりしているそう。クリスマスカードに載せる写真は着飾っていたり、愛犬にサンタの帽子をかぶせたりなど、こだわったものが多く、家族を大事にしているというのが伝わってきます」
ただ、全員が送っているというわけではないという。
「家族の写真を見せ合うものという意味合いが強く、クリスマスカードを送るのは結婚している選手で、独身の選手はほとんど送りません。大谷選手も結婚し、今年は娘も誕生しました。デコピンも入れた“家族写真”をチームメイトに送ることも考えられます」
独身時代はクリスマス関係なく練習していた大谷だが、結婚して家族もできた。これまでにない楽しみも増えてきたようだ。
「2024年は真美子さんと一緒にクリスマスツリーの飾りつけをしたそう。ひとりではやらないことをやるようになって、人生の楽しみが増えているそうです。今年も真美子さんとツリーの飾りつけをして、その下に愛娘やデコピンへのプレゼントを置く、といったことをするのかもしれませんね」
ユニコーンは期間限定でサンタクロースへ。アメリカ式のクリスマスで家族水入らずの時間を過ごすのだろう。

