
【写真】『ズートピア2』監督・脚本のジャレド・ブッシュ
大ヒットで幕開けした本作。物語は前作のラストから物語が始まる。憧れの警察官として再びバディを組むこととなった、頑張り屋なウサギ初の警察官ジュディと、皮肉屋だけど根は優しいキツネのニック。
ある日、100年ぶりに街にヘビが現れたことをきっかけに、ふたりはズートピア誕生の裏に隠された“驚くべき秘密”に迫っていく。
新たな謎を追う物語とともに、ズートピアの世界はさらに広がる。注目は半水生動物が暮らし、爬虫類が潜むとうわさされる新エリア「マーシュ・マーケット」。
ストーリー責任者のキャリー・リャオは「観客に“さらに新しいズートピアを見せたい”。その思いがマーシュ・マーケット誕生の原動力です。『この種族はどんなふうに暮らしている?』『既存の世界にどうなじむ?』という発想を重ねることから、自然と世界を広げていくことができたのです」とファンへの思いを語る。
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蛇のゲイリーの声優で第75回アカデミー賞助演男優賞の受賞者でもあるキー・ホイ・クァンは「ズートピアが繁栄しているのは、多様性があるから。違いを認め合い、誰しもが居場所を見つけられるコミュニティだから」と語り、現代における今作の関連性の高さを強調した。
前作『ズートピア』では共同監督・脚本を務め、現在ウォルト・ディズニー・アニメーション・スタジオのチーフ・クリエイティブ・オフィサー(CCO)でもあり本作の監督・脚本も担当したジャレド・ブッシュは次のように述べている。
「動物という存在には、誰もが自然と自分を投影できる“余白”があります。だからこそ、この作品を観ると、キャラクターがあなた自身にも、友だちにも、先生にも、あるいは DMV(運転免許試験場)で見かけたあの人にも見えてくる。そこにあるのは、国や世代を超えて響く“普遍的なリアル”です。そして『ズートピア』シリーズが扱うテーマは、とても人間的で、本質的なものです。『どうすればお互いを尊重しながら生きられるのか?』『違いは乗り越えられるのか?』どこに住んでいても、あなたが誰であっても、自分の物語をスクリーンの中に見つけられる――それがこの作品の最も強い魅力だと思います」
最後に、劇場で見るべき理由についてジャレッドは「ディズニー・アニメーションの100年の歴史の中でも、最も”ワイルドに”挑戦した作品です。スクリーンの中に引き込まれるような圧倒的な映像体験や『この世界に飛び込みたい』と感じる没入感など、劇場ではそういったことを最大限味わうことができます。そして何より、この作品は純粋に”喜びに満ちた”作品だと思います」と語った。
アニメーション映画『ズートピア2』は、現在公開中。
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