
アメリカンフットボールの全日本大学選手権の決勝「甲子園ボウル」(14日)を前に11日、35度目の日本一を目指す関学大が、会場となる兵庫・甲子園球場で練習を公開した。
DL八木駿太朗(3年)は「大好きな4年生」と挑む最後の試合に、感慨を込める。「4年生の顔とか言動を見ていると(違う)。『頼んだぞ』と言われることもあります」。先輩の姿を見て、本年度のラストゲームであることを実感させられた。
花巻東高時代は野球部で、3年春にはセンバツに出場した。当時は自身のエラーが失点につながり、チームも敗戦。この日の練習でも、頭が真っ白になったその瞬間を思い出した。
花巻東高の恩師、佐々木先生のすすめで始めたアメリカンフットボール。白球を楕円(だえん)球に持ち替え、聖地で再び日本一に挑む。
「場所は違えど日本一に…、日本一になります」と熱い思いを秘め、大村和輝監督からも「真面目。言われたことを継続できる」と評される3年生は「まだうまくいったと思った試合はない。(甲子園ボウルでは)貢献して勝ちたい」。現状に満足することなく、決戦へ備える。
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