G大阪を率いるポヤトス監督(撮影は今年5月の第15節浦和戦) [写真]=清原茂樹 AFCチャンピオンズリーグ2(ACL2)・グループF第6節が11日に行われ、ガンバ大阪(日本)とラーチャブリー(タイ)が対戦した。
G大阪は2025明治安田J1リーグで17勝6分15敗の成績を残し、9位でシーズンを終えたG大阪。ACL2の戦いにおいては、ここまで5戦全勝と圧巻の成績を残しており、既にグループFを首位通過することを決めた。今節は、ACL2のグループステージ最終戦となるだけでなく、G大阪にとっては、3年間にわたって指揮を執ったダニエル・ポヤトス監督の“ラストマッチ”となる。
試合は序盤からG大阪が主導権を握ると、22分にはビッグチャンスを構築。敵陣中央まで降りてボールを引き出したイッサム・ジェバリが反転してスルーパスを送ると、抜け出した食野亮太郎が左足でゴールネットを揺らす。だが、反転はオフサイド。映像で見ると食野のポジションはオンサイドのようにも見えたが、ACL2のグループステージにはVAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)が導入されていないため、“幻のゴール”となってしまった。
その後もジェバリ、名和田我空、黒川圭介らがゴールに迫る場面を作ったが、均衡を破るには至らない。40分には最終ラインの福岡将太の前でボールを攫われ、ンジヴァ・ラコトハリマララに抜け出されたが、1対1のピンチはGK東口順昭が“スーパーセーブ”で凌いでみせる。前半はスコアレスで終了した。
後半に入ると、立ち上がりの53分に均衡が破れる。敵陣中央で美藤倫がセカンドボールを拾ったところから、食野を経由し、右サイドを駆け上がってきた半田陸にボールが渡る。半田が浮き球のボールを上げると、最後はファーサイドで待っていた名和田我空がヘディングシュートをねじ込んだ。名和田がACL2では2試合連続となるゴールを奪い、G大阪が先手を取った。
終盤に入った78分には、敵陣で持ち前のスピードを見せつけた山下諒也が、相手のバックパスをインターセプト。自らボックス内に持ち込むと、冷静に右足で流し込み、G大阪がリードを広げた。
試合はこのままタイムアップ。この結果、G大阪はACL2のグループFを6戦全戦で終え、ポヤトス監督のラストマッチを白星で飾った。
なお、決勝トーナメントの組み合わせ抽選会は今月30日に開催予定。ラウンド16の第1戦は来年2月11日もしくは12日に開催される。
【スコア】
ガンバ大阪 2−0 ラーチャブリー
【得点者】
1−0 53分 名和田我空(ガンバ大阪)
2−0 78分 山下諒也(ガンバ大阪)
【ゴール動画】名和田我空&山下諒也がACL2で2試合連続ゴール!
ガンバの未来、そして日本の未来🇯🇵
来季への飛躍を予感させる
名和田我空 ACL2試合連続ゴール‼️
半田陸の折り返しに頭で合わせた🙌
ゴール後はポヤトス監督との熱い抱擁も
🏆ACL2 グループF 第6節
🆚G大阪×ラーチャブリー
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圧巻の“1人カウンター”
ボール奪取からの爆発的なスピード
山下諒也が個の力で追加点‼️
🏆ACL2 グループF 第6節
🆚G大阪×ラーチャブリー
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