ディズニー、OpenAIに約1550億円出資 「Sora」でミッキーマウスなどの動画が生成可能に

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2025年12月12日 01:30  ITmedia NEWS

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 The Walt Disney Companyと米OpenAIは12月11日(現地時間)、Disneyが動画生成AI「Sora」の初の大手コンテンツライセンスパートナーとなる契約を締結したと発表した。DisneyはOpenAIに10億ドル(約1550億円)の出資を行い、追加出資のワラントも取得する。


【詳細はこちら】生成できるキャラクターの一部


 新たに結ぶ3年間のライセンス契約により、Soraのユーザーは2026年初頭からDisney、Marvel、Pixar、Star Warsの200以上のキャラクターを使って短編動画を生成できるようになる。ただし、タレントの肖像権や声は含まれない。画像生成機能「ChatGPT Images」も同様の対象キャラクターを利用できる。


 対象キャラクターにはミッキーマウス、ミニーマウス、リロ、スティッチ、アリエル、シンデレラ、ベイマックス、シンバといったDisneyキャラクターに加え、アイアンマン、キャプテン・アメリカ、デッドプール、ダース・ベイダー、ハン・ソロ、ルーク・スカイウォーカー、レイア、ヨーダなどMarvelとLucasfilmのキャラクターが含まれる。衣装、小道具、乗り物、象徴的な環境も利用可能だ。


 ファンが生成した動画のうち、厳選したものを「Disney+」で配信する予定。両社はOpenAIのモデルを活用し、Disney+加入者に新たな体験を提供することで、物語やキャラクターとつながる新しい方法を生み出すとしている。


 ライセンス契約に加え、DisneyはOpenAIの主要顧客となる。Disney+を含む新しいプロダクト、ツール、体験の構築にOpenAIのAPIを活用し、従業員向けにChatGPTも導入する。


 DisneyのCEO Robert A. Iger氏は「技術革新はエンターテインメントの進化を常に形作り、素晴らしい物語を創造し、世界と共有するための新たな方法をもたらしてきた」「ディズニーの象徴的な物語とキャラクターをOpenAIの画期的な技術と融合させることで、これまでにない方法で想像力と創造力をディズニーファンの手に直接届け、愛するディズニーのキャラクターや物語と、より豊かでパーソナルな方法で繋がることができるようになる」と述べた。


 発表によると、DisneyとOpenAIは、ユーザーの安全とクリエイターの権利を保護するAIの責任ある使用に対する共通のコミットメントを確認したという。



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