
北海道出身の阪神早川太貴投手(25)が11日、同郷捕手の加入を大歓迎した。伏見寅威捕手(35)が日本ハムからトレードで移籍。「まだお会いしていないんですけど、経験も豊富だと思う。いろいろ聞きながらできればいいなと思います」。10歳違いの先輩との対面を心待ちにしている。
チーム内の北海道出身者はドラフト5位の能登嵩都投手(24)も含めて5人となった。兵庫の8人に次ぐ2番目の多さ。一大勢力だ。「北海道出身が増えるというのはやりやすくなると思う」。同郷出身者の存在は心強い。
もっとも、切磋琢磨(せっさたくま)するライバルでもある。競争を勝ち抜くため、24年育成ドラフト3位で入団した右腕は、自主トレを地元・北海道で行うことを明かした。しかも1人きり。単独でのトレーニングだ。「雪が降ったり、寒いので限られていると思うんですけど、室内を借りて。体作りがメインになる感じです」。
1年目の今季は7月に支配下登録され、1軍では3試合に登板し、2勝負けなし、防御率0・00。だが、満足はしていない。この日も2軍施設(SGL)で単独トレーニング。外野フェンス沿いのダッシュを黙々と繰り返した。寮が閉まるギリギリまでは関西で実施。その後、ふるさとへ。テーマは1年間戦える体作りだ。地元・北海道で自らを徹底的に追い込み、2年目の飛躍へとつなげる。【林英樹】
|
|
|
|
|
|
|
|
Copyright(C) 2025 Nikkan Sports News. 記事・写真の無断転載を禁じます。
掲載情報の著作権は提供元企業に帰属します。