
広島会沢翼捕手(37)が11日、契約更改交渉を行い、減額制限を超える3000万減の5000万円でサインした。今季は出場機会を大きく減らし、12年以降では最少の24試合出場にとどまった。「試合に出ていないから難しいところはあったけど、プレー以外のところも期待していると球団の方からは言われていますので、そこらへんも頭に入れながら、カープが強くなるにはどうたらいいのかを考えていかなきゃいけない」。グラウンド内外での影響力があるベテランだけに、若手の台頭を後押しする役割も求められる。
今季は早々と優勝争いから後退し、2年連続Bクラスに終わった。過渡期にあるチームには厳しい現実も、向き合う重要性を来季チーム最年長は説く。
「みんな“悔しい”って言っていました? あんまり言っていなかったということは(今季の結果が)実力なんだと思う。そこをしっかり受け入れられた年でもあるんじゃないですか。そこを含めて、みんな必死になってこのオフは練習していると思うし、チャンスだと思う。チャンスを生かすも殺すも、オフ次第。若手にはチームのためというより、自分のために頑張ってほしい。それがチームのためにつながると思う」。
自身は来季が節目の20年目となる。球団捕手では最長を更新する。「日本一になりたいというのは、常々思ってる。優勝は3回させていただきましたけど、日本一はまだできていない。その景色はどんな感じなのかなというのは肌で感じてみたい」。正捕手として3連覇を支えたが、まだ頂上に立ったことはない。今は坂倉や石原ら後輩捕手を支える立場となった。出場機会が減っても、プレー以外の練習に取り組むなどで示せるものもあるはずだ。【前原淳】
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