
泥棒・強盗から家を守るために用意しておきたい設備やアイテムを紹介する動画が、YouTubeに投稿されました。動画の再生数は記事執筆時点で42万回を超えており、2200件以上の高評価を獲得しています。
動画を投稿したのは静岡県の建築会社「平松建築」が運営するYouTubeチャンネル「職人社長の家づくり工務店」。工務店の“職人社長”が「失敗しない・後悔しない」家づくりの情報を発信しており、以前には注文住宅のルームツアー動画が話題となりました。
今回は、泥棒・強盗が嫌がる住環境や設備について解説。自宅で“やらかしてしまった”という防犯上好ましくないポイントと合わせて、「対策」「住宅設備」「住宅アイテム」のトップ3をそれぞれ紹介していきます。
やらかしたポイントは「鍵を手動でかけるタイプの玄関扉にしたこと」「勝手口を作ったこと」「窓の下に室外機を設置したこと」の3つ。手動の場合は鍵を閉め忘れるリスクがあり、勝手口を設けるとそのリスクはさらに増加してしまいます。
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以前、泥棒専門の刑事の家を建てた際に“勝手口はあまりつけない方が良い”とアドバイスされ、その家は作らなかったとのこと。また、作りによってはカッターなどの道具を使うことで簡単に侵入できてしまうため、しっかり勝手口の窓を閉じたり、鍵をかけたりするよう注意を促しています。
3つ目のやらかしポイントである室外機は地面の上に設置されているため、泥棒・強盗にとっては都合の良い“踏み台”。窓の位置が高くても侵入されやすくなってしまうので、シャッターなどの対策は必須。
これらとは逆に、やっておくと泥棒・強盗が嫌がる対策の第3位は「庭の手入れをしておくこと」。管理が行き届いている庭を見ると、「戸締りとか防犯対策しっかりしてそう…」と相手は警戒心を抱くそうです。悪用されないよう工具類は屋外に放置せず、しかるべき場所にしまっておくことも大切です。
対策の第2位は「敷地内の見通しを良くしておくこと」。遮蔽(しゃへい)物が少ないと犯行時に目立ってしまうので、泥棒・強盗は見通しの良い環境を嫌がります。
そして第1位は「近隣住民と仲良くすること」。不審者の目撃情報をすぐに共有し防犯パトロールや見守りを行うなど、住民が密に連携を取っている地域では泥棒・強盗も活動しにくくなります。
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心理的な効果が期待できる対策トップ3に対し、物理的に有効なのが住宅設備。第3位に選ばれたのは「面格子」です。犯罪者は侵入するまでに時間がかかったり、物音が発生したりする状況を嫌うので、相手にとって面倒くさい環境を作っておくことが大切だそうです。
住宅設備部門の第2位は「防犯センサーライト」。社長自身も玄関扉や勝手口、遮蔽物が比較的多い場所など家の周囲に多数配置しています。また、ソーラーパネルで動作し、後付けが簡単にできるモデルも使っているとのこと。
第1位は「CPマーク付き防犯フィルム」。非常に強度があり、このフィルムを貼り付けた窓ガラスはシャター以上に壊すのが大変だそうです。開放的な住環境を維持しつつ、防犯性を高められる!
これらと平行して活用したい防犯アイテムの第3位は、歩行時に音が生じる「砂利」。風に飛ばされず、耐久性もある天然石の防犯砂利の使用を勧めています。
アイテムの第2位は「防犯カメラ」で、第1位は「電子ロックキー」です。どちらもセンサーライト・防犯フィルムと同じく後付けが可能。安心できる家づくりのため、今回の内容を参考にしてほしいと社長は呼びかけています。
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コメント欄には「勉強になります」「そうなんですね」「近所で数カ月前に道路側の室外機がまとめて盗難にあったが…窓の下に室外機もたいがいなんだねぇ」「防犯カメラを防犯カメラで監視もするといい。壊されない、壊しても証拠が残る」「勝手口は侵入されやすいと思い、内側からも鍵を付けました」などの感想や対策が寄せられています。
この他にも同チャンネルでは、新築で実質的に使えなくなる設備や、後悔しないコンセントの位置および付け方などを動画で解説しています。これから年末年始の帰省などもあり、家を空けることが増える季節。気になる人は対策を確認するとよさそうです。
「職人社長の家づくり工務店」では引き続き「失敗しない・後悔しない」家づくりの情報を発信中。また2026年1月には書籍『お金の不安が消える 住まいのコスト大全』(1980円、KADOKAWA)の発売を予定しているとのことです。
動画提供:YouTubeチャンネル「職人社長の家づくり工務店」
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