
ハンドメイド作家が、24年前に学校の課題で作ったツイードのコートを今の技術でリメイクする動画がInstagramに投稿されました。想像以上のビフォーアフターに驚きの声が上がっています。
投稿したのは、3人のお子さんを持つ洋裁歴26年の七恵(HARUKAZE/harukazegallery)さん。今回リメイクするツイードのコートは2001年、家政科の高校に通う七恵さんが2年生のころに課題で作った作品で、当時は「『ポケットと襟が付いてればOK』という条件だけで、取りあえず形にしただけ」だと振り返ります。それでも生地が良くて捨てられず、クローゼットに仕まったまま残っていたそうです。
高校卒業後は服飾の専門学校を経て、ブライダルの衣装室に勤務。そこでお直しやドレス制作を経験し、現在はハンドメイド作家として活動する七恵さん。動画では、あの日の思い出のままずっと仕まわれていたコートを、“今の自分”に合う形でリメイクすることに。
まずは、あらためて見ると違和感を覚える部分を中心に、糸をほどいで分解していきます。袖部分の糸をほどくと、中から旧姓の書かれた肩パッドが出てきました。軽くするために肩パッドを外したら、思い切って襟も外してノーカラーのデザインに。
|
|
|
|
次にカレンダーの裏紙を再利用し、半円モチーフであるスカラップの型紙を作ったら、それを使って前端(フロント部分)を大胆にアレンジしていきます。ここは失敗できないため、ミシンがけ等を慎重に進めていったら……。
完成したのは、すっきりとしたシルエットで、スカラップのフロント部分がおしゃれな印象のノーカラーコート。遊び心のあるデザインも相まってモダンな雰囲気で、またほどよくカジュアルに落とし込んでおり、いろんなコーデに合わせやすそうです。
今回、自身が学生時代に作ったコートのリメイクをした七恵さんは、「当時の “取りあえず” が、今の自分にぴったりの一着に変わる瞬間ってなんか感慨深いです。大切に取っておいてよかった」とコメントしています。より思い入れのある作品になりましたね!
思い切ったリメイクによる魅力的な仕上がりには、「めっちゃかわいい!」「素敵なリメイク」「すごい…」と賛辞や感動する声が上がり、「さすがです! 大事に取っておいて良かったですね。モデルさんみたいです」なんて声も寄せられています。
七恵さんは以前にも、メルカリで購入した襟がボロボロの合皮ジャケットをリメイクする動画が話題に。Instagram(harukazegallery)やminne内のショップ「HARUKAZE」では、手作りのポーチやサコッシュ、他にもドール用の着物や、おもちゃのベビーカーの替えカバーといった作品を見ることができます。
|
|
|
|
動画提供:七恵/HARUKAZE(harukazegallery)さん
|
|
|
|
|
|
|
|
Copyright(C) 2025 ITmedia Inc. 記事・写真の無断転載を禁じます。
掲載情報の著作権は提供元企業に帰属します。

小学生流行語 ネットミーム上位(写真:ITmedia NEWS)52

「Sora」ミッキーなど生成可能に(写真:ITmedia NEWS)53