画像提供:マイナビニュースJR東日本八王子支社と青梅市は12日、老朽化に伴うリニューアル工事のため2023年8月から閉園していた「青梅鉄道公園」(青梅市永山公園内)について、「中央線・青梅線をはじめ鉄道の歴史を伝える学びの場」として2026年3月21日にリニューアルオープンすると発表した。
「中央線・青梅線をはじめ鉄道の歴史を伝える学びの場」では、新幹線0系や国指定重要文化財のED16形など、これまで青梅鉄道公園に展示されていた車両10両に加え、中央線・青梅線で活躍してきた201系をはじめ、ED60形や115系を新たに展示。リニューアルにあたり、すべての展示車両に屋根を設置している。
新しい記念館は、地域とともに歩み、鉄道の魅力を次世代に伝える場所として、「周辺環境との融和」と「親しみやすさ」を念頭にデザイン。周辺の自然環境と融和できるように建物の高さを抑え、木調の素材を採用した。入口正面の外壁に「Ome Blue」を配色したほか、鉄道に親しんでもらえるように、案内サイン等に「鉄道らしさ」も取り入れている。
リニューアル前のジオラマとパネル展示、屋外遊具も一新し、体験型のデジタルコンテンツをはじめ、実際に鉄道運行に使われた機器類を設置・展示する。屋外には自然の傾斜を活用した大型すべり台を設置し、小さなこどもも楽しめる公園とした。運転士が操作する機器に近い公式マスコンユニットを使用する「JR東日本トレインシミュレータ体験」(有料)により、リアルな映像とともに本格的な運転操作を体験可能。ゆっくりと鉄道を学べるエリアや、デジタルを生かしたコンテンツの準備も進めているとのこと。
「中央線・青梅線をはじめ鉄道の歴史を伝える学びの場」の営業時間は10〜16時(定休日は火曜日)。入園料はおとな(中学生以上)500円・小学生200円・3歳以上未就学児100円。3月のリニューアルオープンに向けて、ホームページと青梅鉄道公園オリジナルキャラクターの制作、青梅市在住・在勤・在学の人を対象としたヘッドマークのデザイン募集とヘッドマークを掲出した列車の運行、プレイベントの開催等も企画しており、詳細は決まり次第、発表する。(木下健児)