
ワークマンの「着るコタツ」が好調だ。電気代が高騰し、「繰り返し使える」という利便性が注目される中、屋外だけでなく室内でも使えるパーソナル暖房としての機能が評価され、シリーズ累計の販売数は60万点を突破した。2025年モデルは、4種を展開している。
電熱ヒーター内蔵の「ヒーターウエアシリーズ」は、バッテリーを接続するだけで瞬時に暖かくなる特徴から「着るコタツ」とも呼ばれている。別売りのバッテリー(4900円)を接続することでウエアに内蔵された電熱線が暖かくなる。
温度は3段階での調整でき、最大50度まで加熱が可能。バッテリーは、モバイルバッテリーとしても使用でき、冬はヒーターウエアに、夏はファン付きウェアにも使える仕様だ。
発売当初は作業向けデザインだったが、拡大する需要に合わせて胸部分にあった温度調節スイッチを右わきのポケット内側に移動するなど、街中や室内でも使いやすいカジュアルなデザインへ改良した。
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2025年モデルは、ベストタイプのみを展開する。11月時点で約2万点を販売するなど、アウターの中に着る需要を取り込んでいる。
●最上位モデルはヒーターを4カ所に配置
アウターやジャケットの中に着やすい保温もできるインナーの「ヒーターベスト」(3900円)は、ベージュ、ネイビー、ブラック、レッド、ダークグリーンを展開する。
「ヒーターインナーベスト」(3900円)は、裏地に蓄熱グラフェンシートを使用し、保温性を向上。収納力を高めるとためポケットを6つ付けた。カラーはイエロー、モカ、ブラックの3色。
今季のシリーズ最上位モデルである「ウィンドコアクアッドヒーターフーデッドベスト」(4900円)は、ヒーター配置を2カ所から4カ所に増やし、吸湿発熱の綿を使用。ブラック、ホワイト、グリーン、パープルの4色を展開している。
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Workman Colors、#ワークマン女子限定の商品として「ヒーターレディースベスト」(3500円)も展開している。上までファスナーを閉めても顔にあたりにくい仕様とし、冷えやすい腹や腰回りのフィット感を高め、より暖かくなるよう工夫した。カラーはアイボリー、ダークブラウン、ネイビー。
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