
【ホノルル(米ハワイ州)16日(日本時間17日)=磯綾乃】目指せ、今世紀3度目の優勝バッテリー! 阪神のハワイV旅行がスタートし、2年ぶりのリーグ優勝に貢献した岩崎優投手(34)坂本誠志郎捕手(32)が「胴上げバッテリー対談」を行った。23年に続き今年も優勝の瞬間にバッテリーを組んでおり、3度目の瞬間を迎えれば21世紀では最多となる。来季も守護神を任される左腕と、キャプテンを託された女房役。息ぴったりのバッテリーで、2リーグ制後初のリーグ連覇へと導く。
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−2年ぶりのハワイ優勝旅行
岩崎 こんな感じだったなあと、思い出しました。
坂本 僕初めてなんですよ。
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−23年に続いて今年も胴上げバッテリー
岩崎 ホッとしましたよ。たぶん表情とかに出てると思いますけど。終わったあって感じでした。
坂本 23年はちょっとヒヤヒヤしたっすか? 最後。
岩崎 そうだね。
坂本 (23年は)やべ、やべ、やべ。あ、やべやべやべ、と思いながら。(今年は)でも最後に三振取りたい、『ドン』みたいな感じを狙ってましたけど。(広島の)秋山さんで、無理やと思いましたけど。
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−来季はどう引っ張る
岩崎 それは自分はいつも一緒なので。数字で引っ張って、そうしたら言動とかにも説得力が出てくると思う。それが今年は負けてますよ、他のブルペン(メンバー)に。また一番いい数字を出せるようにして、引っ張っていきたいなと思ってますね。
−坂本選手は藤川監督からキャプテンと明言された
岩崎 そうなの? Cがつくってこと? Cマーク?
坂本 やることは変わらないですね。気がついた時とかに、何かを始める、何かを止める、節目節目のきっかけになれば。それぐらいの感覚ですね。
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−来年も胴上げバッテリーになれば3度目
岩崎 自分は本音で言えば誰でもいいですよ。先発が全部投げてくれたっていいわけですから。でも9回を任されてスタートするわけですから、もし継投になった時は自分じゃなかったら、シーズン中にいろいろ何かが起きて、自分がそのポジションじゃなくなったという場合も。そういうことがあったら、そもそも優勝というものが遠ざかってくると思う。しっかり役割を全うして、3度目、目指したいと思います!
坂本 僕は最初から出て、最後までってことを言い続けてるんで意識はあります。でも、来年もザキさんが9回を投げる。今おっしゃった通り、その構想が崩れていくというのはチームにとって危ない。
岩崎 三振でって(条件を)付けときましょか。3回目は三振で、セイシ(坂本)が最後にボールを捕る。それを付け加えましょう。
坂本 それがあっさりでいいですね。
◆過去2度の優勝の瞬間 ともに甲子園で2点リードの9回だった。23年は9月14日巨人戦。同年7月に亡くなった横田慎太郎さんの登場曲、ゆず「栄光の架橋」を流し岩崎が登板した。坂本にソロを浴びて1点差。直後に1死二塁となるも、梶谷を二ゴロ、北村拓を二飛で抑えた。25年は9月7日広島戦。岩崎は藤川監督の現役時代の登場曲、LINDBERG「every little thing every precious thing」が響く中マウンドへ。5球で2死を奪い秋山を中飛で3者凡退だった。
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