【阪神】藤川監督「誰かのためにというのがつながって…」タイガースファミリー一丸で連覇目指す

0

2025年12月18日 05:10  日刊スポーツ

  • チェックする
  • つぶやく
  • 日記を書く

日刊スポーツ

優勝旅行が行われるハワイに到着し、ホテルで歓迎セレモニーを受ける阪神藤川監督(右)と村上(左)(撮影・磯綾乃)

【ホノルル(米ハワイ州)16日(日本時間17日)=磯綾乃】タイガースファミリー一丸で連覇を目指す。阪神藤川球児監督(45)も、この日ばかりは陽気に呼びかけた。「アロハ〜!」。ハワイに到着し、初日に行われた祝賀会。両手にアロハポーズを作って会場を見回すと、選手もスタッフも、その家族も笑顔、笑顔、笑顔。全員で喜びを分かち合った。


「今日からの優勝旅行では、選手たち、それからスタッフの皆さん、立場は関係なく、みんながタイガースファミリーだと。この優勝旅行で『あの時一言会話したよね』。それが人生の縁を結んでくれます」


今回の優勝旅行は選手の家族も含めて過去最多の約380人が参加。大所帯となった仲間たちに、指揮官は「ファミリー」と呼びかけた。「それがいつの間にか、恩を返そうとか、この人のために頑張ろうとか、この方々のために、誰かのためにというのがつながって、今日まで、選手たちが頑張ってきました」。ファミリーの思いがつながって、リーグ優勝という形になった。


自身も経験がある。05年のリーグ優勝時は選手としてハワイを訪れた。当時幼かった子どもたちも今では立派な大人。「私も2005年、いまから20年前、優勝旅行に来た時は結婚5年目、子供も4歳と1歳、もうおかげで24歳と21歳になりまして、なのでタイガースのご縁というのは長く続きます」。そう言って家族へ温かい視線を向けると、自然と大きな拍手が起きた。


「とにかく仲良く、今日1日を、明日1日を楽しんでいきましょう。1年間本当にありがとうございました。この旅行を楽しみましょう」。最後まで連覇という言葉は口にせず、和やかなあいさつ。それでもきっと、ここにいる「タイガースファミリー」の強いつながりが、リーグ連覇の力になると信じている。

    ランキングスポーツ

    前日のランキングへ

    ニュース設定