【阪神】ぶっちゃけ魅力な異色デュオ「キャムタク」結成か 中野拓夢「誰と組もうが連係が大事」

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2025年12月19日 05:10  日刊スポーツ

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優勝旅行で球団主催のゴルフコンペに参加した阪神中野(撮影・磯綾乃)

ぶっちゃけ、楽しみです。阪神の不動の二塁手・中野拓夢(29)が新外国人キャム・ディベイニー内野手(28=前パイレーツ)とのコンビ結成へ準備を進める。ディベイニーは遊撃が本職。「キャムタク」コンビが新たな売りになるか。


ハワイ優勝旅行2日目は、球団主催のゴルフコンペに参加。雄大なオアフ島のホアカレイCCでラウンドした中野は「楽しくできたのでよかった」と笑顔だった。南国でのロングバケーション直前に、新助っ人の入団が発表された。二遊間を組むかもしれないだけに、コンビ名の案に「キムタクみたい。自由に言ってくれたらいいんじゃないか」と笑った。


外国人とプレーで連係するのは投手以外ではほぼ経験がない。「ゲッツーで一番多く関わるのは二遊間だから、連係の大事さはあるとは思う。誰と組もうが、そこは変わらない。練習でどういうプレースタイルかしっかり把握して、やれることはしっかりと進めたい」と、強力デュオ誕生への道のりをイメージした。


ディベイニーは今季パイレーツで15試合に出場。メジャーでは三塁だったが、マイナーでは遊撃守備も上々の評価を得ていた。阪神でも遊撃からスタートすることが濃厚だ。阪神の遊撃は今季、小幡が最多の73試合でスタメン。木浪、熊谷も奮闘したが、最後までレギュラーは決まらなかった。右打席からの強打も魅力のキャム砲が、ごぼう抜きでポジションを奪う可能性もある。


もちろん、小幡らにもプライドがある。待てよ、と全力でキャムタク結成を阻止にかかる。遊撃を巡る競争は格段に激しくなり、チームの力になるはずだ。中野も安穏としていない。「自分も安心できる立場でもない。まだまだやらないといけないこともある。人を気にするより、まずは自分がやるべきことをしっかりと考えたい」と、端正なマスクを引き締めた。【柏原誠】


◆キャム・ディベイニー 1997年4月13日生まれ、米ニューハンプシャー州出身。イーロン大学から19年ドラフト15巡目でブルワーズ入団。23年にロイヤルズ、今年7月にパイレーツに移籍し、8月31日にメジャーデビューした。9月3日のドジャース戦で初安打。メジャー14試合で36打数5安打、0本塁打、1打点、打率1割3分9厘。マイナー通算は619試合で85本塁打、322打点、打率2割5分4厘。185センチ、88キロ。右投げ右打ち。


○…球団主催のゴルフコンペは、和田ヘッドコーチがグロス91、ネット70・6で優勝した。選手でトップはグロス110、ネット76・4で20位の石井。次いで森下がグロス109、ネット76・6の23位だった。この日は総勢61人が参加した。

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