
<フィギュアスケート:全日本選手権>◇20日◇東京・代々木第一体育館◇男子フリー
三浦佳生(20=オリエンタルバイオ/明大)が自己最高の3位に入り、初の五輪出場を確実とした。フリー3位の165・53点とし、合計261・18点。ともに2学年上の鍵山、佐藤を追いかけてきた20歳。10代から切磋琢磨(せっさたくま)した2人と表彰台に立ち「漫画みたいだね」と喜び合った。
24年世界選手権8位の経験があるが、昨秋から左太もも痛の影響で不振が続いた。支えとなったのは、鍵山と佐藤からの「一緒に五輪に行こう」という言葉。苦境に屈せず競技に打ち込み、11月のGPスケートカナダ3位と復調してきた。この日も冒頭から3本連続で4回転ジャンプを成功。中盤はミスもあったが、演技を通し「2人がいなかったら表彰台に乗れなかった」と感謝した。大きく近づいた夢舞台を前に「追い込んではい上がりたい。表彰台はうれしいけど、自分も上手になって追いつきたい」と新たな誓いを立てた。
◆五輪への道 男女シングルの出場枠は各3。今大会の優勝者が最優先で代表入り。2人目は2、3位、GPファイナルの日本勢上位2人、全日本終了時で国際スケート連盟公認のシーズン最高得点上位3人から選出。3人目は、世界ランキングや日本連盟独自の国際大会ポイント上位3人などを選考対象に加える。ペアの出場枠は2で、五輪出場の条件である基準のスコアをクリアしているのは三浦、木原組と長岡、森口組のみ。アイスダンスは団体のみの出場で、基準のスコアに達しているのは吉田、森田組だけとなっている。
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