【フィギュア】幼なじみの鍵山優真、佐藤駿、三浦佳生が表彰台 そろって口にした「尊敬」

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2025年12月20日 23:38  日刊スポーツ

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フォトセッションで笑顔でポーズをとる、左から2位の佐藤、優勝の鍵山、3位の三浦(撮影・前田充)

<フィギュアスケート:全日本選手権>◇20日◇東京・代々木第一体育館◇男子フリー



幼なじみの3人が、そろって表彰台に上った。ショートプログラム(SP)首位の鍵山優真(22=オリエンタルバイオ/中京大)が2連覇を果たし、26年ミラノ・コルティナ五輪代表に内定。同5位の佐藤駿(21=エームサービス/明治大)は2位、同2位の三浦佳生(20=オリエンタルバイオ/明治大)も3位となり、ともに五輪代表入りが確実となった。


幼少期から関東を拠点に活躍してきた3人。絆は深い。


鍵山は「『いつか3人で五輪に行こうね』『3人で海外試合、3人で表彰台に上りたい』と会う度にしてきた。ミラノ五輪の大事なシーズンの全日本選手権で、3人で表彰台に上れたのは、自分にとって大きな意味があった」と喜ぶ。


20歳を超えた現在も良好な関係で、二人の長所もよく知っている。


「駿は何にも臆さないところ(が好き)。あまり喜怒哀楽を表情に出すタイプではないですけど、ずっと一緒に過ごしてきているので、彼が楽しい時とかは分かりますし。最近は感情豊かになってきて、それはいいことだと思う。基本的に冷静で、基本的に(三浦は)明るい。3人のバランスがとれていると思います。佳生くんも明るかったり、いい意味で強気というか、ガンガンいくぜっていう感じなので、そこはスケーターとしてすごく尊敬する部分もある。強気でいく姿勢だったり、そういうのって、すごく見ていて大事だなと思います。そこは尊敬しています」と二人への気持ちを明かした。


互いにリスペクトし合う関係性だからこそ、ここまで切磋琢磨(せっさたくま)してきた。


佐藤も「優真はしっかりしすぎている。スケートも含めて私生活もしっかりしすぎてというか、規則正しすぎる。もうちょっと乱れていてもいいのかなと思います。いいところでもあり、僕は規則正しくないので、一緒の部屋になると僕の悪いところが沢山出る。佳生はダイナミックなスケートが僕は好きですし、スケーティングを含めて伸びのあるスケーティング(が好き)」と二人を称賛。


三浦も「2人とも一緒にいてストレスを感じたことがない。本当に2人のスケートを尊敬して見てきたので、たとえば優真だったら、トータルでどこを見ても世界のトップと言える滑り、ジャンプ、ステップ、スピン、質。オールラウンダーとはこのこと。どれを見ても5段階で5。『何食べたらできるのかな』と毎日考えています。駿は本当に『なんでそんなに軽く跳べるの』っていうジャンプ。トーループもぴゅんぴゅん跳んでいて理解不能。あと、一番尊敬しているところは音感の強いところ。そこを尊敬していて、ステップ1個踏むのも音が取れる。細かく見ないととわからないけど、そういったところが抜きんでている。本当に素晴らしいなと思って尊敬しています」と包み隠さず盟友への思いを語り、絆の強さをうかがわせた。

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