落合博満氏、中畑清氏がCS制度見直しの検討に激論「本当のけんかではございません」TBSアナ

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2025年12月21日 10:06  日刊スポーツ

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05年7月12日、試合前に談笑する中畑清氏(左)と中日落合監督(05年7月12日撮影)

元中日監督の落合博満氏(72)と元DeNA監督の中畑清氏(71)が21日、TBS系テレビ「サンデーモーニング」にご意見番として出演し、CSの制度の見直しが検討されることについて、激論をかわし、私見をぶつけ合った。


現在、ファイナルステージではリーグ優勝したチームに1勝のアドバンテージが与えられるが、勝率やゲーム差によって、ファイナルステージで2位、3位チームが勝ち上がるための必要勝利数を現行の4勝から増やす「5勝制」などの案が挙がっている。


落合氏は「現状のままでいいんじゃないですか。だって、あくまでもAクラス、Bクラスでしょ。1位、2位、3位の戦いですから。2007年に(セ・リーグが)導入した時には、5試合制で3勝した方が勝ちっていうルールだった。中日と巨人がやって、中日が3連勝した。優勝したのはジャイアンツだけど。次の年から何をしたかというと、1勝アドバンテージ制で、挑戦者(2位以下)は4勝、優勝してるチームは3勝ってルールに変えた」と話した。


落合氏は、2004年からパ・リーグでプレーオフが始まった歴史を挙げながら「ゲーム差が離れたからって、1勝余分にアドバンテージを与える理由はどこにあるのかなっていうふうに思いますけどね」と話した。その一方で、中畑氏は「でも、ゲーム差っていうのはさ、緊張感のないね、クライマックスになっちゃいけないと思うのよ。やっぱり(シーズンで)頑張ってきたチームに対して、敬意を表すべきだと思うんだよね」と疑問を呈した。


落合氏は「クライマックスシリーズは別物だから。シーズン中の戦い方とはまた違うんでね。緊張感はあるんですよ」と話すと、中畑氏は「クライマックスの内容の話じゃなくて、権利の問題だから。そこで権利を得るためにこれだけの条件が必要だよって、変更していってもいいと思うんだよね。ゲーム差があまりに開いた時に、何であれでクライマックスにいけるの? みたいな話し合いはあっていいと思うんだよね。流動的に議論するべきだと思うんだよね」と話した。


それに対し、落合氏は「だったら、Aクラス、Bクラス、Cクラスに分ければいいんじゃないの。(Aは)1位と2位、(Bは)3位と4位、(Cは)5位と6位、それで1位と2位だけやって、勝ち上がったところだけで日本シリーズをやればいいんじゃいかっていうような考え方もなきにしもあらずだよね」と話した。中畑氏は「だから、そういう意見を言えばいいじゃないの」とツッコミ。TBCの駒田健吾アナウンサーは「いいですか、みなさん、信頼関係がある2人だからできるやりとりでございますから。本当のけんかではございません」と話し、両氏が笑顔を浮かべた。

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