
元中日監督の落合博満氏(72)と元DeNA監督の中畑清氏(71)が21日、TBS系テレビ「サンデーモーニング」にご意見番として出演し、高校野球で7イニング制の導入が検討されていることについて、私見を語った。
落合氏は「世界的な流れからすると、7イニングっていうのは普及してるんですよ。ただ、日本の野球を根本的に考えた時に、7イニングにするっていう議論はあっていいんだけども、肝心要の高校球児の意見が取り入れられてないっていう。そこが一番、大事なこと」と指摘した。
さらに、落合氏はすでに導入された球数制限についても言及。「高校野球で俺は辞めるんだ、だから壊れてもいいから球数制限なしにしてくれっていう高校球児もいるはずなんですよ。それを大人の論理でこうやって決め付けていくのはどうなのかなと」と疑問を呈した。
落合氏は「7イニングになると、今まで5回コールドゲームが3回コールドゲームになったら、出場する選手も限定されてくるんじゃないかと。その辺はやっぱり、議論するのはいいけども、アンケートを取って、高校生がどういう考え方を持ってるのかっていうのを最重要課題として、議論してもらいたいと思いますね」と話した。
中畑氏は「いいこと言うなぁと思って。同じ意見だね。現場主義にして、ある程度、アンケートを取ってもいいから。もうちょっと選手サイドの意見がもう少し出てくるように。それがあって、7イニングということに決まっていけば、時代の流れだから、ある程度はしょうがないのかなと」と話した。
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中畑氏は「プロ野球に関しては7イニングはありません。絶対ないよな?」と落合氏に聞くと、落合氏は「でも、メジャーリーグが7回になったら、日本も右に倣えっていう可能性はなくはない」と返答。中畑氏は「そういう弱々しいことを言うなよ。メジャーに右に倣えっていうそういう時代じゃないよって言いたいな。もっと強くなろうぜ」と語気を強めた。
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