同点弾をアシストしたGKサンチェス [写真]=Getty Images チェルシーに所属するスペイン代表GKロベルト・サンチェスの足下の技術は改善されているようだ。
現在28歳のR・サンチェスは、2023年8月にブライトンからチェルシーに加入。基本的に一番手として起用されてきた中で、ビッグセーブを見せてチームを救う活躍を見せたりする一方で、繋ぎの部分や判断ミスなど不用意なプレーでピンチを招く場面もあり、不安定さが懸念材料に挙げられていた。
このような状況から、度々GK補強の必要性が指摘されているチェルシーだが、今夏に開催されたFIFAクラブワールドカップ2025で最優秀GK賞に輝いて優勝に貢献したR・サンチェスを今季も守護神として起用。プレミアリーグではアーセナルのスペイン代表GKダビド・ラヤ(9回)に次いで、2番目に多い8回のクリーンシート(無失点試合数)を達成している。
そんななか、20日に行われたプレミアリーグ第17節のニューカッスル戦では1−2と追いかける展開で迎えた66分にパントキックで最前線にいたジョアン・ペドロに正確なフィードを送ると、これを頭で巧みにトラップしたJ・ペドロがそのままドリブルで持ち運んで同点弾を決めたことで、R・サンチェスはプレミアリーグで初めてアシストを記録した。なお、試合はこのまま2−2のドローに終わっている。
記念すべき初アシストを記録したR・サンチェスは、イギリスメディア『Squawka』によると、今季ここまでのプレミアリーグで5回のチャンスを創出しており、これはGKとしては最多の数字を記録している模様で、今季はピンチを救うだけではなく、チャンスも作り出していることが明らかになっている。
また、データサイト『OPTA』によると、チェルシーのGKがプレミアリーグでアシストをしたのはこれが史上4度目のことであり、2010年12月に元チェコ代表GKペトル・チェフ氏が元コートジボワール代表FWディディエ・ドログバ氏にアシストをして以来のことであることも伝えられている。
【ハイライト動画】GKサンチェスが初アシストを記録!