
今季まで巨人の2軍監督を務めた桑田真澄氏(57)が21日、東京・稲城市のジャイアンツタウンで行われた「デジタル野球教室」でスペシャルコーチとして参加。硬式野球チームに所属する中学生30人に対して、測定分析機器の「ラプソード」や「トラックマン」で測った数値をもとに指導を行った。
指導後のトークショーでは「データに振り回されないこと。あとは、人と比較しないこと」と、中学生にメッセージを送った。「どう解釈するのかっていうのが大事」。データ分析が進んでいる時代だからこそ「あの人はこうだから俺もそれ以上やらなきゃって思わないで、人それぞれの得意分野とか特徴がある。自分にとってなにがベストか、自分にとってはどのくらいの回転数が必要だとか。『自分にとって』っていう考え方を常にもって数字をみてもらえたらなと思います」と伝えた。
「数字が全てじゃない。ピッチャーだったら、バッターからアウトをとるのが目的。球速を上げるとか、回転軸をどういう角度にするかとかは目的じゃないので。そんなところも、現状を把握したっていうくらいのイメージで捉えてくれれば」と強調。終了後の報道陣の取材では「データの正しい使い方を。中学生の時から『おっちゃんがなんかこんなこと言ってたな』ぐらいの感じでいいと思うんで、参考にしてほしい。『データが全てじゃないよ』っていうのが一番伝えたかったこと」と語った。
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