
<フィギュアスケート:全日本選手権>◇21日◇東京・代々木第一体育館◇ペア・フリー
ペアで「ゆなすみ」こと長岡柚奈(ゆな、20)森口澄士(すみただ、23)組(木下アカデミー)が、初の五輪代表に選ばれた。フリー142・39点、合計215・30点で2年ぶり2度目V。国際スケート連盟(ISU)非公認ながらショートプログラム(SP)、フリー、合計全てで自己ベスト。25年世界選手権銅相当の高得点を出した。
森口は「満足のいく演技ができた」。五輪金メダル候補の「りくりゅう」こと三浦、木原組が棄権。長岡は「観客の皆さんは、りくりゅう先輩を楽しみに来られたと思う。でも私たちが良い演技を見せて、来て良かったと思ってもらいたい」と燃えていた。
3月の世界選手権はSP22位と沈んだ。その後は新たにロシア出身のサビン・コーチに師事し、練習法を一新。通し練習の回数を減らして、プログラムをパートごとに分けて練習することで完成度を高めた。9月の五輪最終予選で3位となって、自分たちの力で出場権をつかんだ。五輪では8位以内の入賞を狙える力がある。森口は、夢舞台へ「この全日本を超える演技をしたい」と思い描いた。成長著しい「ゆなすみ」が、この勢いで突っ走る。
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