先制点を決めたコケ[写真]=Getty Images ラ・リーガ第17節が21日に行われ、ジローナとアトレティコ・マドリードが対戦した。
ここまでジローナは、16試合が消化したリーグ戦で3勝6分7敗と降格圏内の18位に低迷。前節はレアル・ソシエダに逆転勝利を収めており、その勢いをそのままぶつけたいところ。対するアトレティコ・マドリードは、17試合を消化し、首位とは9ポイント差の現在4位。優勝戦線に留まるためにも、勝ち点3が求められる一戦となる。
試合を動かしたのはアトレティコ・マドリードの主将の一発だった。13分、ルーズボールがコケの足元へ流れると右足一閃。強烈なミドルシュートを突き刺し、ボールを支配していたジローナを前にアウェイチームが先制に成功する。
一方のジローナは、22分にFKから決定的なチャンスが訪れる。ゴール前の混戦から古巣対戦のアクセル・ヴィツェルがシュート。しかし、GKヤン・オブラクが至近距離からの一撃をスーパーセーブ。その後もジローナはがボール保持し、アトレティコ・マドリードが素早い攻撃からチャンスをうかがう展開で試合が推移する。
すると38分、アトレティコ・マドリードが追加点を記録。エリア外からコナー・ギャラガーが右足に持ち変えシュートを放つと、ジローナDFヴィトール・レイスに当たり、コースが変わりそのままゴールイン。前半で大きな2点リードを奪う。
2点のビハインドを背負ったジローナは後半に入り、ヤセル・アスプリージャやブライアン・ヒル、トマ・レマルなど攻撃的なカードを切り、攻勢を強めていく。対するアトレティコ・マドリードはロビン・ル・ノルマンを投入し、逃げ切りの態勢を作る。
迎えた、後半アディショナルタイムにはアントワーヌ・グリーズマンが仕上げとなるチーム3点目をマーク。アトレティコ・マドリードは試合巧者ぶりを見せ、3−0で勝利を収めた。
ジローナは次戦、2026年1月4日にマジョルカと対戦。アトレティコ・マドリードは同日にレアル・ソシエダとの試合を控えている。
【スコア】
ジローナ 0−3 アトレティコ・マドリード
【得点者】
0−1 13分 コケ(アトレティコ・マドリード)
0−2 38分 ヴィトール・レイス(オウンゴール/アトレティコ・マドリード)
0−3 90+2分 アントワーヌ・グリーズマン(アトレティコ・マドリード)