フェイエノールトは4試合勝ち無しとなった[写真]=Getty Images エールディヴィジ第17節が21日に行われ、日本代表FW上田綺世と同DF渡辺剛が所属するフェイエノールトは、トゥウェンテと対戦した。
フェイエノールトは、直近の公式戦10試合で3勝7敗と不調に陥っており、現在は3連敗中と苦境に立たされている。リーグ戦においても2位につけているが、首位PSVには第16節終了段階で勝ち点差「9」を離されており、4季ぶりのエールディヴィジ制覇に黄色信号が灯りつつある。
上田は6日に行われたエールディヴィジ第15節ズヴォレ戦で4ゴールを挙げ、得点ランキングを独走しているが、その後はネットを揺らせておらず、公式戦4試合ぶりのゴールにも期待がかかる。
上田と渡辺がスターティングメンバーに名を連ねた一戦で、先制点を挙げたのはトゥウェンテ。序盤から主導権を握ると、右サイドからエリア内に侵入したダーン・ロッツがネットを揺らした。リードを許したフェイエノールトは23分、上田がDFの背後に抜け出すも、パスが流れてしまいシュートまで持ち込めない。
その後、フェイエノールトはなかなかリズムを掴めず、トゥウェンテが試合を支配。GKティモン・ヴェレンロイターがなんとかシュートをセーブし続け、0−1で試合を折り返す。
70分には上田に同点のチャンス。左サイドからの低弾道のクロスにハーフボレーで合わせるが、シュートは枠外に。フェイエノールトは前半の失点が大きくのしかかる。すると74分、ゴンサロ・ボルジェスが同点弾。右サイドからエリア内に走り込み、シュートを決め切った。
しかし、フェイエノールトは直後の75分、ルチアーノ・ヴァレンテがこの試合2枚目のイエローカードを受けて退場に。数的不利になると、4−4−1のブロックを形式しつつ、カウンターから逆転を目指す。
その後、トゥウェンテはロッツに勝ち越しのチャンスが来るが、この試合2点目とはならず、1−1の痛み分けで試合は終了した。
フェイエノールトは次戦、2026年1月11日にヘーレンフェーンと対戦。トゥウェンテは10日にズヴォレとの試合を控える。
【スコア】
フェイエノールト 1−1 トゥウェンテ
【得点者】
0−1 19分 ダーン・ロッツ(トゥウェンテ)
1−1 74分 ゴンサロ・ボルジェス(フェイエノールト)