アーセナルに所属するG・ジェズス[写真]=Getty Images アーセナルを率いるミケル・アルテタ監督が、長期離脱から復帰を果たしたブラジル代表ガブリエウ・ジェズスへの期待を語った。22日、イギリスメディア『フットボール・ロンドン』が同氏のコメントを伝えている。
現在28歳のG・ジェズスは、2022年夏にマンチェスター・シティからアーセナルに加入。初年度は公式戦33試合出場で11ゴール8アシストを記録したものの、ドイツ代表FWカイ・ハヴァーツの加入に伴い、徐々に出場機会が減少。迎えた昨シーズンは、FAカップ3回戦のマンチェスター・ユナイテッド戦で左ひざ前十字じん帯を損傷し、長期離脱を余儀なくされた。
約11カ月の欠場を経てG・ジェズスは、10日に行われたUEFAチャンピオンズリーグ(CL)リーグフェーズ第6節のクラブ・ブルッヘ戦で待望の復帰。それ以降はウルヴァーハンプトン戦、エヴァートン戦と、3試合続けて途中出場を飾っている。
完全復活を目指すG・ジェズスのコンディションについて、アルテタ監督は「試合だけでなく、毎日の練習で彼がスタメンを望んでいるのがわかる。彼は直にチャンスを得るだろうね」と、同選手のプレーへの渇望ぶりを語りつつ、今後のスタメン出場の可能性を示唆した。
続けて、スウェーデン代表FWヴィクトル・ギェケレシュやスペイン代表MFミケル・メリーノとの違いに言及。「ガビの最大の魅力は、周囲にいる選手とうまく連携し、相手を不安に陥れることだと思う。彼のプレーを見れば、いかにスペースをうまく有効活用しているかがわかる。それが彼の最大の強みで、チームとしてもそれを生かす必要がある」と、G・ジェズスの特徴に触れている。
G・ジェズスは次戦のクリスタル・パレス戦で出場すれば、アーセナルでの公式戦100試合出場を達成する。指揮官は「彼が加入したことで、チームの信念とエネルギーが高まったと思う」と、これまでの功績も称えている。
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