
今月31日で退任するヤクルト小川淳司GM(68)が、ポスティングシステムでホワイトソックスへの移籍が決まった村上宗隆内野手(25)へエールを送った。
23日、都内の球団事務所で仕事納め。17年ドラフトで自身が当たりくじを引いて交渉権を獲得した村上について問われ、「メジャーに行って活躍してほしいという思い、その一心です」と力を込めた。
プロ1、2年目は1軍監督として指導。ルーキーイヤーの18年9月16日広島戦(神宮)でプロ初打席初本塁打をマークした。6番三塁で先発出場した同戦。村上との思い出を聞かれ、小川GMは「一番印象に残っているのは、初打席の前にエラーして失点してしまった1回表の守備と2回の裏。2回裏にホームランを打った気持ちの強さと、そのあとノーヒットだったときの意識の高さ。そのあとヒットは打てなかったんですけど、今後プロ野球で活躍するためにはどういったことが必要なのかを18歳ながらに考えられるすごさ。その後ファームに戻ってそれを徹底して突き詰めていた」と振り返った。
その後のみやざきフェニックス・リーグでは3打席連発など大暴れ。翌19年に高卒2年目以内で歴代最多タイの36本塁打、同最多96打点で新人王に輝いた。小川GMは「(1年目初本塁打後の行動の)結果が、フェニックス・リーグですごくホームランを打ったところにつながって、翌年の36本というホームランにつながったんだと思っている。意識の高さというのは彼の一番の長所じゃないかなと。メジャーに行って環境が変わっても、そういうところは期待の持てる選手だと信じている」と話した。
現地での応援は「行きたいけど具体的にはまだわからない。絶対に行きたい」と宣言。「打つ方で目立ってほしい」と願った。
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