
auペイメント(東京都港区)は12月22日、プリペイド型電子マネー「WebMoney」の事業を会社分割により競合のビットキャッシュ(東京都中央区)へ承継すると発表した。これに伴い「WebMoneyプリペイドカード」など一部サービスは2026年3月31日をもって終了する。
コンビニ店頭のマルチメディア端末で購入するシートタイプのWebMoneyや「WebMoneyギフトカード」などはサービスを継続する。
auペイメントは「承継先であるビットキャッシュは、WebMoneyと同様のプリペイド式電子マネー事業『ビットキャッシュ』を提供しており、WebMoneyを運営していくノウハウや体制を有している。今後もサービス拡充が見込まれる」としている。
一方、WebMoneyプリペイドカードとWebMoneyプリペイドカードLite、およびau PAYプリペイドカードによるWebMoney加盟店決済は26年3月31日で終了。WebMoneyプリペイドカードの管理アプリ「WebMoneyウォレットアプリ」も26年9月30日にサービスを終了する。
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WebMoneyプリペイドカードは、ICチップを搭載したチャージ式のプリペイドカードで、2014年にMastercardらと提携してサービスを始めた。クレジットカードのような審査が不要で、ネット決済の他、実店舗のMastercard加盟店でも決済に利用できるといったメリットがある。
WebMoneyは1998年にネットコンテンツの購入に使えるプリペイド式カードの提供を始めた老舗ブランド。KDDIは2011年にTOBにより当時のウェブマネー社を買収し、完全子会社化した。
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